めざせ1868年!

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 何と、仙台からもオーディオブックの申し込みが。。。
 感激。

 せっかく、良質な教養層の地盤が出来つつあったのに、残念。
 ちなみに、ライブを拡大して仙台でチャリティーコンサートを開こうと一座で企画してますが、いつになることやら。東北新幹線は4月に復旧するということですが、政府は日本人を皆殺しにする計画だけを立てている。。。

 ちなみに日本古来の伝統では、天罰は雷であって、津波や地震だったという先例は聞かない。
 試練が続く。

 さて、ここで未来を語りましょう。
 よく「今は幕末と同じだ!」という声を聞き、自分でも言っているのですが、では幕末と同じように「暗殺で決着をつけよう!」「もう議会や選挙は駄目だ」という主張すら存在するのですが、これに関してはいろいろな理由から反対です。

 たとえ、死ね死ね団が「復興構想会議」と称して「日本人を皆殺しにしろ!」と叫んでも、今までの法体系をすべて崩壊させて全部力と陰謀で決着をつけるという話にして良い訳にはならないのです。

 色々ある理由の中から最もポジティブな主張をします。

 1868年を目指せ!

です。
 慶應四年でも明治元年でもなく、1868年です。

 この年に何があったかというと、大英帝国で二大政党制が軌道に乗ったとされる年です。
 ディズレーリの保守党とグラッドストーンの自由党ですね。
 それまで「徒党」にすぎなかった、トーリー党とホイッグ党が近代的な「政党」に再編されました。
 二大政党による政権交代が成立する条件は新著でこれでもかと、一章を追加してまで、書きました。
 一言でまとめると、国家本位の政党が二つ無いとだめだと言う、この砦で散々主張してきたことです。

 このディズレーリという人、一年生議員の時に時のピール首相に楯突いて「公約泥棒をするような総理は総辞職せよ」と演説して、ついに退陣に追い込んだので有名です。
 まあ、彼の演説一つで退陣したと言うわけではないのですが、一年生議員の演説が共感を呼んで政界再編の呼び水になったのは確かです。

 龍馬をはじめ、同時代の日本の志士達は大英帝国のようになりたかった訳です。
 暗殺や内戦ではなく、討論と選挙により政治を決める国になりたいと考えました。

 与野党共に、当選回数が若い議員には人材がいるのですから、期待したいものです。

 

緊急集中講座

 

「帝国憲法と危機管理」

 

 4月23日(金)18時20分に月島集合で行ないます。
 場所の詳細は下記にお申し込みいただけた方にご案内いたします。

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 1回:3500円 4回全申し込み:1万3千円 です。

「めざせ1868年!」への0件のフィードバック

  1. >国家本位の政党が二つ無いとだめだ

    我が国の現状を見るに、途轍もなく高いハードルです…

    イギリス「移民受け入れという慈善」はやめた
    Cameron Pledges to Cut Back on U.K. Immigration
    優秀な移民以外はお断り─欧州屈指の寛容さを誇った受け入れ大国が保守党政権下で規制に乗り出した
    2011年04月15日(金)16時32分
    http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/04/post-2055.php
    国家本位の二大政党制でないとこんな議論も出来ないですね。

  2. 倉山さん 佐伯さん
    こんばんは。藤沢です。
    いつもお世話になります。

    新著の方、楽しみにしております。議会制民主主義と政党政治が健全に機能するのは確かに大変だと、改めて思います。個人的には選挙制度としての小選挙区制を支持していますが、それだけでは十分ではないとも思います。

    高度な民度が必要と言ってしまえばそれまででしょうし、制度だけで全て解決という訳には行かないでしょうけど、それでも少しでもよりよい制度にしていく事は意味があると思います。

    その一つとして小選挙区枠の拡大(一選挙区あたりの人口を減らす)というのがあると思っています。選挙は何れ現職が有利というのはあるでしょうが、少しでも新人が出やすくするというのは大切だと思います。

    一見、中選挙区の方が新人の当選確率が高そうに見えますけど、私は必ずしもそうではないと思っています。中選挙区時代でもいわゆる無風区は多かったですし、選挙区が広ければ広いほど、組織と知名度で決まる部分が大きくなってしまうと思います。

    「広い視野が養われない」、「単なるどぶ板」等の別の問題も無い訳ではありませんが、やはり選挙の中身がまず第一だと思います。この点はやはり有権者側も問われている事に変わりは無いと思います。

    信頼できる(できそう)な人に投票する。これが基本だと思います。間近に控えているのは地方選挙ですけど、投票権を正しく行使したいと思っております。
    すみません。長くなりました。それではまた。

  3. 藤沢秀行 さま
    >やはり選挙の中身がまず第一だと思います。この点はやはり有権者側も問われている事に変わりは無い

    ノンポリシーかつなんとなく反日思想を有す割合が多い我が国の有権者。
    うーん、中身の設定が難しいですね。
    そういう意味では、橋下大阪知事はしたたかで有能な政治家ですよね。

  4. 砦読者には今さら不要かもしれませんが、竹田恒泰先生インタビュー形式記事を紹介します。
    自虐史観に縛られていない記事がJB Pressランキング1位になることは大変喜ばしいことです。

    世界で最も人気がある国、ニッポン
    しかし、日本人が一番この国の良さを分かっていない
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5858

    で、ため息…
    竹田先生の著書も紹介(Amazon)されているのですが、この本を買った人が購入する本は、大前 研一&藻谷 浩介さんの著書だそうです。
    そりゃ、良識ある議員さんも選挙でどう論戦はるか悩みますよね…若い議員さんに頑張ってもらうには、まず有権者がまず目覚めてしっかり応援できるようにならないとですね。

  5. 佐伯さん
    こんばんは。藤沢です。
    いつもお世話になります。

    ここでは、
    1.候補者を知る機会がある
    2.議席の流動性
    3.国益で選ぶ
    という所に質を求めています。1と2のためには選挙区は狭いに越した事は無いと思います。現状の300選挙区は、比例の数との割合で見ても、増やしても良いのではと思っています。
    3は当然ですけど、選挙区を狭くした場合リスクも生じやすいかと思われますので、ここは民度そのものの勝負ですね。

    橋下知事の話の関連で申し上げれば、弁護士や医者から政治家になった人には、個人的には面白い人が多いと思っています。逆に落選しても平気という人の方が思い切ってやれるので良いのではと思う時もあります。

    何れにしましても、悪い意味での嘘がない人を選ぶという事が大切だと思います。その為にも多くの候補者が争う形で質を確保するという考え方を、素朴ですが大切にしたいと思っています。

    また宜しくお願いします。それではまた。

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