側室論を論破する

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 皇統保守をめぐる議論で、「旧皇族復帰」か「女系容認(正確には男系否定)」の他に、
「側室制度の復活ではまずいのですか」と真面目に聞いてくる人が多いです。
素人の疑問ならそれで良いし、現実にはまったく勢力として存在しないので無視しても良いのですが、まあ念の為に再否定しておこう、くらいの話です。

 とりあえず、9月1日の記事をご参照ください。過去ログをクリックしても見れないシステムなので、「倉山満の砦 側室」で検索してください。一発ヒットします。私の立場、あれで終わっているので、本記事は完全に蛇足ですけど。

まずは定義から。
「側室論」とは、「何らかの形で皇后以外に別腹の女性の存在を再び制度化しよう」という議論のことです。としか言いようがないです。いまだかつて、まじめな提案として側室論を聞いたためしがないので。
「中宮のみか、何人までどのように認めるのか、内侍制度までも復活か、単なる妾や愛人か。そもそも皇統譜ではどのように書くのか。」に関して真面目な提案を聞いたことがないので、単なる抽象論として「何らかの形で」といい加減な形でまとめるしかないのです。

「論破」とは、「対等の議論と認めてその根拠を否定する」の意味ではありません。
「そもそも論として成立していない」と証明することです。
「側室」の中身すら定義されていない、で既に終了しているのですけど、さらに念の為に話を進めましょう。

 女系論者は提案自体は精緻ですが、「先例がない」の一言で終了です。
では側室は「先例」があるから良いのか、旧皇族復帰案に優先するのかというとそれは別の議論ですのでこれから検証します。

 そもそも「先例」とは何か、です。
宮中では「新儀」が悪で「先例」が善です。たとえ何代何百年遡ろうとも、「先例」を探す世界です。
ただし、この「探す」とは、現実に最も合致する方法を議論する作業でもあります。
私も「過去にあるからやれ」との意味で「先例」を用いていません。

 公家社会には「平清盛は先例にあらず」という言葉もございます。
当然、「マッカーサーは先例にあらず」でなければなりませんよね。「先例」にして良い議論を証明できる方はしてもらっても結構ですが。
だから旧皇族復帰は本来ならばもっと早くやっておかねばならないことだったのです。
それに対して、側室制度ですが、「昭和天皇は先例にあらず」ですか。
「マッカーサーの先例が昭和天皇の先例に優先する」が立証できるのでしょうか。、
されても、私には受け容れられない議論ですが。
ついでに一部世の中の風評に「竹田恒泰はマッカーサーと関係なく臣籍にある身だったのだ」などという人格攻撃もあって、それを信じる不勉強な方もいるようですので一言だけ申しましょう。
「親王宣下」って言葉知っていますか?
臣籍降下は何も考えず自動的に行われてきた訳ではございません。

 以下、助け舟を出しましょう。以下の論点を立証できたら、側室制度も旧皇族復帰案と対等に議論の俎上に載せることができます。

一、「側室制度」の中身を厳密に定義する。
⇒要するに何をしたいのかの立場をはっきりさせないと議論にならない。
二、その「側室制度」を実現化する際の実行可能性を証明する。
⇒この時点で国民の理解は得られたことになります。
三、「側室制度」を導入した際に当然予想される不利益を克服する方法を提言する。
⇒この方法は、「不利益が発生しない」でも「不利益よりも利益が大きい」でもどちらでも構 いません。
四、「側室制度」導入後の宮家のあり方を提示する。
⇒そもそも秋篠若宮がこのままの継承順位で即位あそばされた時には、皇族が一人もいなくなるというのが、この問題の出発点ですから。
五、昭和天皇の先例とマッカーサーの暴挙を克服する方法を否定するのかの論拠を明確にする。
⇒先例の解釈です。旧皇族復帰よりも側室の方が回数が多かったは理由になりません。
昭和天皇が現実に合致しない先例として、別の先例を採用された理由を否定できなければなりません。
六、「側室制度を導入するのも結構だけど、同時に旧皇族復帰もやればよいのでは?」という説に回答する。
⇒二者択一論でない場合はこれは立証不要です。旧皇族復帰を否定し、「側室制度」のみを導入したい場合のみ必要な論証です。

 皆様の議論をお待ちしています。
ただし、私の意見に反論の場合は、五条件の全てを立証してからにしてくださいね。
それでやっと竹田先生が主張し、私も支持している「旧皇族復帰」案と対等です。
竹田先生や私の議論に対する優越を主張されたい場合は、「六」も必要です。

「側室論を論破する」への0件のフィードバック

  1. 旧皇族復帰問題について話題が上がったので、一言だけ。

    この問題には「残すべき伝統と現代の社会情勢に合わせて改めるべき伝統」の判断が密接不可分だと思うが、今まで誰一人として取捨の判断基準を体系立てて説明していないと思う。論者は何を基準にして「捨てるべき」「残すべき」と主張しているのか、明らかにするべきだと思う。
    いま思いつく限りだと、
    ・時間(≒歴史、慣習)
    ・血統
    ・正統性
    ・国民の理解
    ・合理性
    ・合法性
    優先順位をハッキリ断言してしまうと柔軟な発想や判断ができなくなるのが欠点だけど、受け手としては解り易いのでとても助かる。皇統保守派も女系容認派もこういうの明確にしてくれないかなぁ。

  2. 瀛様
    私の基準だと、
    一、血統=正統性
    二、時間(≒歴史、慣習)
    三、国民の理解=合理性
    四、合法性
    の順です。
    一とニは本来不可分なのが、占領軍の為に乱れてこの事態になっている訳で、
    それをどう正すかが問題かと思います。
    ちなみに竹田先生は「原則残す、例外捨てる」のようですね。私もそうです。
    私の場合は、上記の優先順位になりますが、とにかくマッカーサーのやったことは全否定!が基準です。
    瀛様は?

  3. 倉山先生

    レスありがとうございます
    私も優先順位は同じです。ただ、国民の理解と合理性はイコールで結んでいいのかという疑問はありますが。
    多分、女系容認派は皇室制度の堅持を思うあまり、合理性が一番に優先されているのではないでしょう。つまり、とにかく皇室が残っていることが大事であり、そのためには歴史的正当性、正統性の希薄な女系だろうと使う、と。

    あれ?そうすると、皇室制度や天皇が(名目的)元首であることの正当性や正統性はどこから持ってくるつもりなんでしょうか?
    …それとも、女系論者はその辺の事考えていないのでしょうか。

  4. いやいや、これはまたお返事恐縮いたします。
    人が悪くてすみませんね。
    私は真面目にやってるつもりですので、
    茶化されていると言われると困ってしまいます。
    私の書き方がよくないのでしょうが、
    私が伝えたいことがきちんと伝わっていないようで残念です。

    「側室論を論破する」というタイトルからしても、
    自分の頭の中では論破できているからそれでいいのだというお考え、
    こんなインターネットの隅っこででも論破しておけばそれで済むというお考えが、
    根本的に大間違いだ、たかが学者か何かようわからん風情が!
    というのが私が一番言いたいことなんです。

    > 「側室制度の復活ではまずいのですか」と真面目に聞いてくる人が多いです。

    どうしてそれを気にする人が多いのでしょうね。
    考えたことはありませんでしたか?

    野党と言えども「陛下の野党」たるべし、というようなこともおっしゃっている倉山さんですから、
    書けば釈迦に説法になると思っていましたが、そうでもないようですので、
    私が素人を代表…できる立場ではありませんが一人の素人として、
    玄人たる倉山さんに申し上げます。

    まず私としましては、
    側室制度が採用されようがされまいが、
    旧皇族の皇族復帰が採用されようがされまいが、
    両者はトレードオフの関係にはないので両方やろうということになろうが、
    最終的な結論としては実際どれだっていいと思ってます。
    憲範の原理が守られつつ、皇統が安定継承されることだけが大事です。

    我が日本のような君主国においては、まず世襲の原理があります。
    そして主従のわきまえがある。野党と言えども「陛下の野党」たるべし、ですわね。
    こういうのが、統治の正統性や憲範の原理の根っこにあるわけです。
    それを何とか書き起こしてみれば、それが憲法典となり皇室典範となる。

    で、わきまえるべきことは主従以外にも、
    本家分家、長幼、嫡出庶出、直系傍系などといったものもあるんですね。
    皇室典範にも確かにそうあります(かつてはもっとはっきりとありました)。

    ですから、傍系の竹田氏が関わっているならばなおのこと直系傍系のわきまえを大事になさって、
    直系の方が側室をおとりになることについての話を先に、むしろ自ら進んで俎上に載せないと、
    いい形にならないのではないのでしょうか?
    その後で、
    「そうなさらない(おできにならない)ようならば旧皇族が皇族復帰しないと…」とか、
    「それで足りない場合、あるいはいざという場合に備えて旧皇族も…」とか何とか言って、
    旧皇族に皇族復帰していただけば、それでいいんじゃないですか?
    私が言っているのは、基本、そういうことです。

    これは、実際に側室制度を構築できるのかできないのかというような話とは別なんですよね。
    強調しますが、傍系である竹田氏と彼をサポートする人ならばなおさら、
    さあ反論してみろという態度ではなく、こうしてはどうか、ああしてはどうかと、
    あなた方こそがむしろ真剣に側室制度の是非を考えて見せる必要があるでしょう?
    それこそ「立場上」ね。

    私心はない、信じない人は信じなくていいと口で言ってたってダメなんですわ。
    そもそも、日本の統治の正統性に関わる問題で、
    言論上も血筋の上でもキーマンになっている人について、
    信じない人は信じなくていいと態度はおかしいでしょうに。

    私たちには直系傍系のわきまえがありますよ、
    憲範の原理を守ろうという強い意志がありますよと
    行為をもって示すチャンスが目の前に転がっているんだから、
    行為をもってそうすればいいじゃないですか。
    それなのになんでそうしないのかな、と思うわけです。

    倉山さんがご自身の頭の中で考えられて、
    あるいはこのブログにその結論を書かれて、
    いやー、こんなのは無理でしょ、議論に値しない、反論してみろっつっても、
    何の意味もない。

    血筋としては皇統が何とか継承されても憲範の原理があやふやにされていったら、
    場合によってはそっちのほうがずっとヤバいわけです。
    国民として危惧するのは当然。

    憲典を守りつつ皇統をつないでいくためには、
    こんなの真面目に議論してもしょうがないと思うことでも
    一度はきちんと俎上に載せて突き詰められるだけ突き詰めておかねばならぬこともあり、
    複数の議題があればしかるべき順番というものもあるのですよ。

    竹田氏にせよ倉山さんにせよ、
    尊皇愛国を装い、憲法なら俺に任せろみたいな顔をして、
    表面では皇統が! 宮家の数が! と皇室と日本を心配しているように見せているのに、
    (見せているから余計に、というべきか)
    主張や行動には直系傍系のわきまえといった憲典の原理への意識の乏しさが現れているので、
    それを私は「邪悪」と言っているわけ。

    逆に言えば、形さえ整えてくれたら、結論は何でもいいんですよ。
    側室はやっぱりなしで旧皇族復帰ということになったらなったでいいんです。
    細かいことで論破したのされたのというガキ臭いことに私は興味ないんでね。
    「わきまえろよな」と申し上げているだけなんです。
    もっと言えば、形さえ整えているのであれば、
    倉山さんや竹田氏が腹の中では何を考えていようと、
    私にとっては結構どうでもいいということです。

    まあ、こういうことですよ。一素人的にはね。
    これでちゃんと伝わるでしょうか?

  5. 「先例」について私の考えを一応書いておきます。

    伊藤博文の『憲法義解』に確か、
    これこれこういう先例はあるがそれは常憲にはなっていない、
    という風な言い回しが何度か出てきていると思います。

    先例よりも常憲が優先する。

    ということで、
    その意味でも皇族復帰よりは側室制度を先に俎上に載せるべき、と考えます。

    とは言うもののやはり、
    今の旧皇族に関しましてはおっしゃるように、マッカーサーがーということがありますよ。
    でも倉山さんって以前、憲法無効論に対して、
    いや、無効ということにはできないでしょう、的なことをおっしゃっていませんでしたっけ?
    旧皇族の臣籍降下も、
    事情はともあれ実際に起こって既に定着しまったことと一度は認めなきゃいけないし、
    実際に起こって既に定着しまったことであると認めるならば、
    マッカーサーがーということはひとまず言いっこなしにするしかないのではないですか?

    純粋に旧皇族復帰と側室制度を比べれば、
    前者は「先例が何度かある」で、
    後者は少なくとも「常憲」とは言えないかもしれませんが、大体ずっと認められてきたものです。

    > 旧皇族復帰よりも側室の方が回数が多かったは理由になりません。

    ということもないんじゃないですか?

    側室(女官)制度の改革は、確かに摂政であられた頃の昭和天皇のご決断です。
    無下に扱ってよいものではありません。
    しかし、宮家が足りないという当時はなかった問題が、
    側室(女官)制度の改革から90年ほど経った今、浮上しています。
    今上陛下が、あるいは今上陛下の御世において、真逆の判断をしたとて、
    昭和天皇のかつてのご判断にケチをつけることにはなりませんよ。
    そういうことを言っていたら、
    どんな法律だって最終的には陛下が御名御璽をなさるわけで、
    一度できた法律の改正なんてできなくなっちゃうでしょう?
    あのときはあのとき、今は今。
    でも一時の判断と「常憲」またはずっと認められてきたことは、同じ重さではありません。

    念のため繰り返しておきますが、
    私は旧皇族復帰に反対の立場ではありませんから。
    あくまでも、しかるべき手順があるでしょう、ということを申し上げているのみです。

  6. 瀛様
    >多分、女系容認派は皇室制度の堅持を思うあまり、合理性が一番に優先されているのではないでしょう。つまり、とにかく皇室が残っていることが大事であり、そのためには歴史的正当性、正統性の希薄な女系だろうと使う、と。

    単に愛子内親王が可愛いから、それと左翼最後の牙城となったジェンダーによる破壊工作、あたりかなと。そんな程度に考えていました。

    側室という手法は、外戚が増える可能性があるため、むしろデメリットの方が大きいように思います。

  7. dodoさんのおっしゃるとおり、「側室制度復活」という言葉は誰もが一度は頭をよぎると思います。
    でも、大抵の人は「人心に悖る」「昭和天皇が決めた」「国民の理解を得られない」という理由で一蹴してしまいます。私も、理屈抜きの感情論でいえば側室制度には反対です。
    でも、側室制度が存在していた期間の方が圧倒的に長いのも事実。側室の子が皇統をつないだ例が多いのも、直系相続がしやすいのも事実。天皇は憲法の外にある存在だから一夫一婦制と(細かい問題はあるだろうけど)矛盾しない。
    そう考えると、一番合理的で矛盾なく、手っ取り早い方法ですよね。でも、何故か皆、復活しないことが前提で話が進んでいる。
    では、何故誰もが考えないのか。そこに論理的理由が無い。独自の判断基準で「あり得ない選択肢」と考えているから、前例が豊富で合理的で血統も正統性も担保される可能性が潰されている。だから、知識人や論者の判断基準、優先順位を知りたい。

  8. すみませんが最後に付け足しで。

    竹田氏はチャンネル桜で、
    皇統はなんとかかんとかつないできたというのが実情だとおっしゃっていました。
    そうであれば自ずから、
    旧皇族復帰したとていずれ先細る可能性があることにもまた、考えが到るというものです。

    今は旧皇族がいらっしゃるし、そもそもマッカーサーがーなので、
    この方々に復帰していただけばそれが自然と先延ばしになりましょうが、
    そのときにもちょうどいい旧皇族がいらっしゃるかどうかはわかりません。
    いらっしゃらなくて、
    それでも日本人が皇統を守っていきたいと思い、男系継承にもこだわるならば、
    側室以外に方法はあるんですか、ということになる。
    そこそこ若い男系男子が一人でも生きていらっしゃれば何とかなる。
    これはこれで大きいものがありますよ。
    そのときになってからでも遅くないっちゃ遅くないかもしれませんけど。

    外戚が増えすぎたら臣籍降下すればよいだけではないのかな?
    私はそう思いますけど、これも細かいいろいろがありそうですね。

  9. > 瀛さん

    我が意を汲み取ってくださり、ありがとうございます。
    申し上げたかったのはまとめればまさにそういうことです。

  10. dodo様
    六つの点に関してどの部分で説明しているのでしょうか?
    まず第一の「側室」の定義からどうぞ。
    話はそれからです。
    人の質問に答えないのであれば、今後は無視させていただきます。

  11. dodo様
    補足。
    私と竹田さんが分をわきまえていないという立証もしてくださいね。
    「側室論を主張していない」がその証拠だといわれても困りますので。
    それこそ脳内論証です。

    あと、過去ログをどう読んだか知りませんが、議論の紹介と私自身の主張の区別ついています?

    いずれにせよ、「側室」の定義をしていただいてから検証させていただきます。「側室」など非現実的でも検証するべきだという主張には一理がありますので、言い出した方が立論してください。

  12. >dodo様
    今月に入ってからの貴殿の投稿、いくつか読み返させて頂きましたが、「非嫡出子の相続差別問題」で激論になってた頃とのギャップが大きすぎます。一体どうしたんですか?

  13. 仙台様
    誰も実行手段と可能性を立証する前に、デメリットとか。笑
    「側室制度」を提示するには、
    定義として「側室の格付け及び側室の子供の継承順位」も必要ですね。どのような状態で何人置いてよいのか、とか難しい課題がさらにあるということでしょうか。

    瀛様
    疑問はご尤もです。紳士的な聞き方ありがとうございます。
    確認ですが、私は「しない」「させない」ではなく、「できない」という前提なだけです。よって、「できる」という議論が提示された段階で検証すると申しております。
    「男系維持の皇室典範改正案」だって、相当に練りに練っているわけでして。それでもいまだに「竹田さんが天皇になるの?皇族に復帰するの?」とまったく論題充当性のない質問をぶつけられますから。
    皇室典範でも憲法でも核武装でも、中身を吟味しないで結論だけで批評されると本当に困ります。
    ということで、側室論に関しては、本文の六条件の立証が困難なので私はそういうことに時間を割いていません。他の方に割くな、とは言いませんが、私の納得しうる「側室制度」の条件は、六つあるということです。

  14. > 倉山さん

    おっとその手には乗りませんよ。
    厳密に定義しようとすれば制度に関わっちゃいますからね。
    より厳密に定義することも含めてあなた方の仕事じゃないんですか? …ということですから。

    > 「側室論」とは、「何らかの形で皇后以外に別腹の女性の存在を再び制度化しよう」という議論のことです。としか言いようがないです。

    というご意見に私も合わせておきます。
    ともあれ、

    > 「側室」など非現実的でも検証するべきだという主張には一理があります

    というお返事をいただけただけでも、私にとってはひとまず満足です。
    このことを是非、竹田氏にもお伝え願いたいところです。

    > 叔父さんの息子さん

    いや、多少怒らせたり戸惑わせたりするくらいの書き方をしないと、
    側室? 無理無理っつって軽くあしらわれてしまい、
    倉山さんの本音が見えてこないだろうし、
    「非現実的でも検証するべきだという主張」も伝わらないだろうと思いましたので。
    それだけのことで、他意はありません。
    ギャップを利用した高等(いや超低級?)テクニックとでも思ってください。
    完全に相手にされなくなるギリギリを狙わなきゃならんので、実は案外難しいんですよ。

    信用できないかもしれませんがw

  15. > マッカーサーの暴挙

     この辺の学術的研究の蓄積が、むしろ(いわゆる)リベラルな学者によるものが多いのが歯がゆいところです。。。我々の努力不足でしょうが。私も当面のタスクを片付けられれば、田島道治などについてガッチリ検証したいものですが。

     あ、先のメッセージへの返答と致しましては「生活+αと闘いながら、必死に頑張っております」。本日は何度も電話行き違いで面目御座いません。

  16. dodo様
    私に「仕事」を依頼したいのであればお問い合わせフォームからどうぞ。
    で、側室制度の定義すらあなたはできないのですね。では対等の議論の相手ではありませんし、私から何かを引き出そうとしても無駄です。そういう魂胆なら、なおさら「側室制度」に関して私が言及することはないでしょう。以上。

    くの様
    竹田先生に「竹田先生と2ちゃんねるのよりによってヨタ記事にもならない内容とどちらを信じますか、と詰問してきた変わった方が居ます」などと伝えるべきだと思います?私が恥をかくので、そんなの嫌なのですが。。。

    >マッカーサーの暴挙
    女系天皇論は彼らは彼らなりに精緻な主張を組み立てているので、批判可能なのですね。「側室制度論」の組み立て、まじめにやればどれくらいの時間がかかるのでしょうか。五つの条件を克服しても結局六つめが無理でしたって可能性が濃厚な話になりかねないので。
    藤原正彦先生も書いていましたが、時々「いきなりこの問題を解いてくれ」とか言ってくる人がいて困る、とか。まあ最近は、わからないことに自分で取り組んでそれが正しいのかどうかの教えを乞うという文化もなくなってきたようですね。

  17. 難しい話は分かりませんが、天皇の系譜が重要なわけですから、側室制度の何が悪いんだと思います。国民のレベルの話とは別でしょう。国民がどのように考えようが国体が一番大切なのではないでしょうか。

  18. これは参りましたね。
    倉山さんがわかっていてすっとぼけているのか、本当にわからないでおられるのか、
    私には全然わかりませんw

    降参ということでもっとストレートに書きましょうか?
    怖いのよ。俺、消されるかもしんねぇ…
    だからこそいろいろと鎌かけてみたんですけど。
    言論とは命がけですねw

    これってさあ、復帰皇族による皇位簒奪に限りなく近いんじゃね?
    本家のピンチに分家が火事場泥棒に来たみたいなもんだよな。

    …とか何とか私が言うのに関しては、
    おいちょっと待てとか、聞くに値しないと言っとけばいいでしょそれは。

    でもこれを100年200年経っても言うバカがいるんですよ。
    まあ、言うだけならかわいいもんですけどね。

    これが反国家組織・反社会組織の結集原理になるということがありうるから困ります…というか、
    まず間違いなくそういうことが起こるだろうというのが、私個人としての見込みです。

    憲典の原理の重みというのは、こういうところにも現れてくるわけです。
    「こういうところにも」というか、「こういうところにこそ」というか。
    憲典の原理の重みが軽くなる=統治者の権威が綻ぶ。
    考えてみれば当たり前のことでした。

    当たり前なのに気がつきにくいのは、我々が反国家人・反社会人ではないからなんですね。

    …この辺でやめときます。手がふるえてもうダメw

  19. sc様
    確認ですが、私は悪いとは言っていません。そこはご理解宜しくお願い致します。「できるのか」と言っているだけです。
    ただ、一口に「側室制度」にも色々ありまして、その具体的中身を提示してもらえないと抽象的な話だけだと、「それは可能な議論ですか」としか言いようがないのも正直な所です。例えば安易に「いいんじゃないですか」とか言うと、「あいつは妾復活論だ」とか吹聴して回る人もいますし。現に竹田先生に対してそういうことをした人もいます。(これは別に裏情報ではないのですが、ご本人が反省しているということで、吹聴者の名前は伏せます。かなり高名な方です)

    なぜ具体論が必要かといいますと、
    前回譬えた核武装論で説明しますと、「来年度予算に核武装予算をつけるか、いつかわからない遠い未来に核武装するか」「核を一発だけ持つか、米国に対抗できるほど持つか」など、一口に「核武装」と言っても全然中身が違うものです。だから抽象的に「核武装論について賛成ですか反対ですか」と聞かれると、原則論として絶対反対の理由はないが、具体的な手順(特に反発の克服の方法)が提示されたときに具体的に検討する、くらいし言えません。それと同じです。

    皇統の話に戻しますと、では不敬を承知であえて、あくまで言葉遊びとして、側室論に対するカウンタープランを出しましょう。

    将来、皇族が一人もいないと言う状況で即位されることが想定される秋篠若宮には嵯峨天皇のようになっていただきましょう。できるだけ早くご結婚いただき、毎年のように皇后陛下に出産いただくように臣下が配慮すべきです。国民の総意で「X人の皇子」が誕生するまではその活動を続けていただき、どうしてもX人に足りないことが誰の眼にも明らかになった時に、側室を導入する。昭和大帝の先例がございます以上まず将来の皇后陛下に毎年出産していただくような環境づくりを配慮して、その後に昭和帝以前の先例に戻る、これが伝統保守の考え方ではないでしょうか。側室論などそれからでも遅くない、今の段階で側室論を言うのは昭和大帝の先例を無意味に踏みにじる似非保守の考えである。臣民は分をわきまえよ。

    本来ならばこういう不敬なことを否定的な文脈の中ででも文字にするのは憚られるのですが、単に抽象的な原則論だけで「やればできるのではないか?」で突き進めばこのような議論が出てきます。しかも実行可能性の障害は事実上ありません。憲法皇室典範どころか法律も変える必要がなく、予算措置も要りません。単に行政措置だけでできます。お子様がお生まれになった時の宮家創設の費用だけです。日本の予算制度では事実上これは自動的に認められています。

    このカウンタープラン及びそのサブプランとしての側室復活論の方が、現在の「旧皇族復帰案」に比べて優越する理由が私には見当たりません。

    dodo様
    「降参」と言っている方にこれ以上追い詰める行為はしません。
    ここは大事な点なので確認ですが、私はdodo様が何を言ったかに関して管理者権限を行使してはいません。
    ただし、議論の最中に申しました「絶対の必要がない限り人格攻撃と採られるような表現方法はおやめください」だけは忘れないでください。私はそういうことを嫌う人間ですので。ただ、それももういいです。過去のレスを削除したり、伏字にしたりとかはしませんのでご安心ください。

    さて、本質的な議論がようやく見えてきました。
    要するにdodo様は、一度でも臣籍降下された方の皇籍復帰、ましてや天皇即位は分家による本家の簒奪だと言う主張ですね。ようやく仰っていることがわかりました。
    では一つだけお聞きします。
    宇多天皇は簒奪者ですか。
    ちなみに助け舟ですが、天皇家に関する本家分家の考え方は、竹田先生南北朝のどちらが正統かについてどのように発言されているかを御著書でお調べいただければ参考になると思います。
    これは「どっちが正統か」とかいう議論の結論を求めるのではなく、あくまで皇室における本家分家とはどのように考えるべきかという問題です。
    ちなみに三笠宮親王殿下は「皇族も旧皇族も区別はない」と仰っていますし、竹田先生は「皇族の方々は我々旧皇族以上の義務と責任を負われている。ましてや天皇陛下は」とことあるごとに強調されています。

  20. 倉山砦主様
    側室のオーダーと、その外戚による順番争いが発生しうると思います。正田家のように自律された方々ばかりではないでしょうし。

    それと詭弁として、民法上配偶者を有する者との結婚が認められていない以上、典範だけの改正ではおさまらないのではないかと。じゃあ皇族同士なら良いのかという反駁が成り立ちますが。

    側室をおける条件は、純粋に医学上の理由により出産が不可能となった場合でしょう。要するに代理母に似た性格ですね。
    また側室をおいたことによるメリットとしては、「皇室外交」を行う上での皇族の数が増えるということでしょうか。しかしそれすらも外戚問題を排除できるとは思えません。

  21. 昭和天皇の側室廃止は、常憲ではない。

    というだけの話でしょう。

  22. これまでの議論を整理すると、

    倉山先生・・・側室制度論至上主義ではないし、そもそも論が未発達。
    立証責任は原告にあるんだから、まずは理論を完成させてから出直してこい。

    女系容認派・・・女系に移ればいいだけ。

    フェミニスト・・・男尊女卑。一夫多妻制なんてもってのほか。

    dodoさん、私・・・何故か誰も議論していないのが不気味。議論の俎上には上がっていないけど、後々の事を考えて、一応論理的に潰しておいた方がいいんじゃね?

    成程、誰も本気で主張していない以上、反論を考えても時間と労力の無駄ですな。(笑)需要が無い以上、供給する筋合も無いわけで。
    それではひとつ、脳トレのつもりで皆さんで考えてみませんか?いつも倉山先生に訊ねてばかりというのも、コナンに頼りっきりの少年探偵団みたいでアレですし。
    この砦の皆様が総力を結集すれば、徒然なるままに書きなぐっても結構なものになるかも?
    言いっぱなしも何なので、叩き台にこんなのはどうでしょう。側室制度の定義の部分について、思いつくままに書いてみました。言葉の定義とか適当なまま使っているのはご容赦ください。

    (一)側室制度の定義・概要
    ・皇統に属する男子による皇位継承を確実なものとするため、正室以外の女子を皇族、民間より迎えて天皇と婚姻関係を結ぶ制度。
    ・皇籍がみだりに増加することを防ぐため、側室制度の適用対象となるのは、天皇及び皇族会議で指定された皇族男子のみとする。(通常は皇太子と廃絶の危機にある宮家)
    ・側室を迎えるには、当事者間の同意に加えて、皇族会議によって婚姻の必要性、婚姻相手の妥当性、男系継承の確実性などの条件が満たされていると判断されなければならない。
    ・妻の順位は、皇族を先、民間人を後とし、皇族同士、民間人同士では婚姻の順番とする。
    この場合の婚姻とは、いわゆる「結婚式」の挙行を以てそれと為す。
    ・第一番目に婚姻した皇族の女子を「正室」(仮)、第二番目以降の女子を「側室」(仮)と便宜的に呼称する。妻が民間人のみの場合、第一番目に婚姻した女子を「正室」、二番目以降を「側室」とする。天皇以外の場合も前記に準ずるものとする。
    ・順位、敬称等がむやみに変更されることを防ぐため、正室を喪失した際に側室が正室に昇格することはない。また、継室(後妻。正室の喪失後に、別の女子を新たに正室に迎えること)も認めない。但し、正室喪失による実務上の要請として二番目以降の側室が正室の公務、私的行為を継承、分担することは妨げない。
    ・皇位継承順位は正室の子を先、側室の子を後とし、直系を先、傍系を後とする。従って順位は天皇の子、孫、兄弟、その子、孫、先帝の兄弟、その子、孫の順とする。
    ・皇位継承順位は母の順位に依拠するものとし、生誕の順番を考慮に入れない。つまり、皇后の子、孫、側室第一位の子、孫、側室第二位の子、孫の順に継承する。
    ・皇位継承順位一位にある男子を皇太子と呼称し、成人、或いは順位一位になったら直ちに立太子する。但し、皇室会議の決議による皇太子の変更は妨げない。
    ・皇太子の変更は、その身体や精神に重大な障害が生じ公務・私的行為を全うできないと判断されたときにおこなわれる。皇太子の順位は皇位継承順位に準ずるものとする。
    ・摂政は皇太子を以てこれを為す。
    ・側室より生まれた男子とその子孫は、その系統より3代以上に渡って天皇が即位しない場合、当事者の意思と皇族会議の許可によって皇籍を離脱することができる。但し、皇族会議が離脱が許可しない場合、また離脱を決議された場合はそれに従わなければならない。
    ・一度皇籍を離脱した皇統に属する女子を、妻として再び皇室に迎えることはできない。これは、先例が無いことと、その女子が離婚、再婚前後に妊娠した場合、その子の父が前の夫である可能性が否定できないからである。
    ・皇籍がみだりに増加することを防ぐため、皇統に属する男子が皇籍離脱することも認められる。但し、離脱には婚姻と皇族会議による許可が必要である。また、内廷皇族の離脱は認められない。
    ・皇統に属する男子が一度皇籍を離脱した場合、その男子及び男系の子孫はいかなる事由を以てしても皇族に復帰することはできない。
    ・夫が逝去された後の側室の立場は、皇太后のそれに準ずる。但し、側室順位による待遇などの差異は生じる。
    ・皇室祭祀における側室の立場は皇后のそれに準ずる。皇后が逝去された場合は側室第一位がそれを継承する。天皇以外の側室も前記に準ずる。
    ・スキャンダルなどによる皇室の権威喪失を未然に防ぐため、側室は居を別にすることを認められる。別居は本人の申請と夫の同意の下、宮内庁の責任下で行われる。

  23. 瀛さん

    側室を出した民間人の家は、皇族になるんでしょうか。
    あるいは、民間人のまま、準皇族として扱われるんでしょうか。
    いずれも、ならないという理解でいいんですよね。

    また、側室の子は、形式上は正室の子とするのでしょうか、
    それとも、形式上も側室の子とするのでしょうか。

    もう一点、事実の確認です。

    大正天皇は、自らが正室の子とされながら、
    実は側室の子であると知って、
    その事に悩まれ、自らは側室を取られなかったと
    記憶しております。
    もっとも、正室との間に4人の親王がお生まれに
    なられたという事もあることでしょう。

    昭和天皇は、この事に加えて、
    欧米が一夫一婦であることを踏まえて、
    側室を廃止(女官を通勤制に変更)された。
    当時は、多くの宮家があり、華族制度もあった。
    また、明治天皇のお孫さん(内親王)は、
    多くの宮家に嫁がれており、伏見宮系との
    血縁の距離も改善されていた。
    まさか、敗戦後、宮家が臣籍降下させられ、
    華族制度も廃止させられるというのは
    想定されておられなかった。
    まして、皇室典範から庶子の規定が
    削除されるなど、全く想定しておられなかった。

    こういう理解でよろしかったでしょうか。

  24. 瀛様
    ありがとうございます。笑
    ところで側室論を潰そうと考えておられたのですか?
    用語ですが、中宮制度の復活で如何でしょうか。外戚の問題ですが、当然ながら差はつけられるものと考えられます。
    あと、「スキャンダル」を「醜聞」に置き換えれば、定義には異存はありません。六条件、頑張ってください。
    しかし、暇人(「インテリ」と読みます)ですねえ。

    ちなみに中曽根康弘という人の説によれば、少年探偵団には梶山静六や小沢一郎という人たちがいたそうな。金丸信に「おたくの少年探偵団を何とかしてくれ」との抗議をしたとも。。。

    ほたる様
    はじめまして。今後とも宜しくお願い致します。
    瀛様へのご質問を私がお答えすると、その通りだと思います。

  25. ほたるさま

    あー、そのあたりの事は考えてませんでしたね。なにせ、一時間のやっつけ理論ですから、言葉がコロコロ変わってたり抜けている概念があったりしますね。スイマセン。
    側室を出した家を皇族にする理由はないでしょう。現状でも皇族には入っていないですし、今後も入れなければいけない理由はありません。家ごと皇族になるってことは、嫁いだ娘の父親も皇族に加わることですから、皇位継承順位が発生してしまいますので。
    成程、側室の子を正室の子とする、ですか。考えた事ありませんでしたねぇ。でも、わざわざ正室の子扱いする必要はあるんですかね?だったら側室の存在自体を隠蔽すれば、そもそも側室制度を作る手間省けるし。
    とまぁ、そんな風に感じたのですが、ほたるさま、他の皆様はどうですか?
    多分砦の皆様は側室制度に否定的な方が多いんじゃないかと思いますが、「シミュレーション」してみるのも一興ではないですかね?

  26. 瀛様
    これをまともにやってしまうとかなり「血の濃い」皇太子が出現することが否定できないのですが、これは
    >皇統に属する男子による皇位継承を確実なものとする
    に反すると思われます。

    以下、官僚の質疑応答集的に
    >妻の順位は、皇族を先、民間人を後とし、皇族同士、民間人同士では婚姻の順番とする
    >第一番目に婚姻した皇族の女子を「正室」(仮)、第二番目以降の女子を「側室」(仮)と便宜的に呼称する。
    から、かりに民間出身の皇后が心身の故障によりその地位を保ち得なくなり、天皇が皇族出身の女子と結婚したとき、皇后の交代は発生しうるか?

    >皇位継承順位一位にある男子を皇太子と呼称し、成人、或いは順位一位になったら直ちに立太子
    としたとして、そのあとに皇族の女子と結婚し、男子が出生したとき、皇太子の地位は?この場合皇室会議の決は必要とすべきか?

    >一度皇籍を離脱した皇統に属する女子を
    これはその女子が未婚である場合は除外されるべきか?

    まったく些細な点ですが、「夫が逝去」「皇后が逝去」薨去の誤りですね。
    いつのまにやら崩御という言葉も忘れ去られようとしています。

    結局、危機管理の究極的なところを考えると、旧宮家の皇族復活しかないと思います。あまりそういう事例が発生しないよう、皇位継承順位N番目までを復活させるというような形式で落とすのも手かと。

  27. >成程、側室の子を正室の子とする、ですか。
    >考えた事ありませんでしたねぇ。
    >でも、わざわざ正室の子扱いする必要はあるんですかね?

    私もないような気がします。
    これによって、大正天皇が悩まれた問題は解決します。
    若宮の母上は、○○の方だよと。皆が知っている。

    ○○の方は、お妃教育というのでしょうか、
    その際に、中宮をたてるように、子にもそうさせるように
    教育されるということになるのではないでしょうか。

    血の濃さの問題を解消し、外戚の問題を同時に解消するには、
    旧宮家に復帰いただいて、そこから側室に入っていただくのが、
    一番と思われます。

    その意味で、
    >皇統に属する男子が一度皇籍を離脱した場合、
    >その男子及び男系の子孫はいかなる事由を以てしても皇族に復帰することはできない。
    は行き過ぎで、

    但し、皇族会議が復帰を決議した場合はそれに従わなければならない。

    が必要なのでは?

  28. 側室論といえば最新号のSAPIOで小林よしのりが男系主義者を汚く批判して側室復活を罵倒した挙句「わしは女系公認だ!」と言い出しました。もっとも私は天皇論、昭和天皇論どちらも買ってしまいましたけど。

  29. 仙台さま

    >まったく些細な点ですが、「夫が逝去」「皇后が逝去」薨去の誤りですね。

    ご指摘ありがとうございます。「逝去」が誤りなのは分かっていましたが・・・語彙力のなさを痛感するばかりです。あ、「崩御」を使ってはいけないのは知ってましたよ。

    >かりに民間出身の皇后が心身の故障によりその地位を保ち得なくなり、天皇が皇族出身の女子と結婚したとき、皇后の交代は発生しうるか?

    「叩き台」によると皇族出身の女子が問答無用で皇后になるので、心身の故障に関係なく皇后の交代が発生します。心身の故障が皇族出身の女子の場合だと、離婚しないと皇后の交代は発生しません。離婚は基本的に当事者の合意と皇室会議の許可でしょうが(現典範に準じたほうがいいかも)、皇后が意思を示せないような病状下では天皇の意思と皇族会議の許可のみでも可でしょうね。・・・まぁ、現実にはそんな非人道的な判断は無いと思いますが。
    しかし、そもそも「心身の故障により地位が保てない」という状況が起こりうるのか、素直に認めるかという疑問が生じますね。

    >皇位継承順位一位にある男子を皇太子と呼称し、成人、或いは順位一位になったら直ちに立太子としたとして、そのあとに皇族の女子と結婚し、男子が出生したとき、皇太子の地位は?この場合皇室会議の決は必要とすべきか?

    皇太子の母が皇族の場合は皇太子の地位の移動は起こりません。民間人だった場合は、皇族の女子が皇后になりますので、男子が生まれた時点で皇太子の地位が移動します。
    でも、そうすると最初に結婚した民間人女子が側室第一位という不思議事態に・・・。子供の帝王教育や公務の問題もあるしなぁ。「皇族の配偶者の選定は皇族女子を最優先とする。一度民間人と婚姻したら、正室、側室全員と離縁、死別しない限り皇族との婚姻は許されない」という条件、或いは内規にすればいいのかも。まぁ、皇族女子との婚姻は現在では可能性低いでしょうからね。

    >一度皇籍を離脱した皇統に属する女子を・・・
    その女子が未婚である場合は除外されるべきか?

    すみません、皇族女子の皇籍離脱の要件は皇族男子と同じく婚姻と皇族会議である、という前提でした。こちらの記述不足です。

    ほたるさま

    >皇統に属する男子が一度皇籍を離脱した場合、その男子及び男系の子孫はいかなる事由を以てしても皇族に復帰することはできない、は行き過ぎで、
    但し、皇族会議が復帰を決議した場合はそれに従わなければならない。
    が必要なのでは?

    実は、最初にこの部分を書いた時には続きに

    但し、離脱した男子とその男系子孫は、皇統の断絶が絶対不可避な状況(例えば、天皇を含む皇統に属する男子が全員死亡、とか)では有識者による賛同と閣議による内閣の承認によって皇族に復帰する義務がある

    と書いていたんです。「これって旧皇族復帰じゃないか!」と思ってすぐに削除したんですが(苦笑)

    倉山先生

    >用語ですが、中宮制度の復活で如何でしょうか。
    >「スキャンダル」を「醜聞」に置き換えれば、定義には異存はありません

    ご指摘ありがとうございます。
    中宮制度復活論を考えると極端な話、皇族男子が女をとっかえひっかえしたり女癖が悪かったりすると正室も側室も皇位継承順位も二転三転、祭祀も公務も無茶苦茶になって、いいことないですね。皇室会議がしっかりストッパーになってくれるでしょうが、ルイ十五世みたいなことになったら目も当てられない事態に。

    全体として、皇族と国民の差異を強調するために複雑かつ無理やりな論になっているような気がします。もう少し分かり易くなればいいのですが・・・難しいですね。

  30. > 倉山さん
    > 「絶対の必要がない限り人格攻撃と採られるような表現方法はおやめください」

    必要があるから申しているのです。

    > 要するにdodo様は、一度でも臣籍降下された方の皇籍復帰、ましてや天皇即位は分家による本家の簒奪だと言う主張ですね。ようやく仰っていることがわかりました。

    違います。どうお読みになったらそう読めるんですか×
    私個人は旧皇族復帰に反対の立場ではありませんよ。簒奪だとは思いません。
    何度も申している通りです。

    後々、反国家組織・反社会組織がそのようなロジックを結集原理に用いたとき、
    子孫たちが論理的に全面的に論破しきれるだけの積み上げ、
    「あのときこれだけの研究をして他の方法はないな、ということになったんだから」
    というのを残さないでどうするんだよ、ということです。

    これは最も旧皇族復帰を目指す者こそが取り組まなきゃいけないことだと思いませんか?
    まあ、思わないからそういうお返事なのでしょうけど。
    論破してみろっつったって、100年後×××は生きてない。
    また、100年後の子孫は、現在のことを今生きているの人のようにはわからないのですよ。

  31. >・側室を迎えるには、当事者間の同意に加えて、皇族会議によって婚姻の必要性、
    >婚姻相手の妥当性、男系継承の確実性などの条件が満たされていると判断されなければならない。
    >・妻の順位は、皇族を先、民間人を後とし、皇族同士、民間人同士では婚姻の順番とする。
    >この場合の婚姻とは、いわゆる「結婚式」の挙行を以てそれと為す。

    こういうことなので、「女官へのお手つき」ではなく、
    正式な(略式な)結婚が前提されています。

    「輿入れの儀」とでもいうものをなすことになると思われます。

    これに先例はあるのでしょうか。
    皇室の長い歴史を考えれば当然ありそうに思われますが、
    無知の為存じ上げません。
    どなたか、ご教授ください。

  32. 側室制度論争に関して
    基本的に皆様の議論を見守らせていただきます。
    頭の体操として楽しいですね。
    特に、瀛様のご努力には敬服します。とりあえず五番目までの立証が終わりましたら私も参戦します。笑
    でも、その内「皇別摂家」についても議論しておかねばならないんだ?とかなるのでしょうか。藪をつついて蛇を出す、になりかねないのでしたくないのですが。

    八洲様
    お久しぶりです。
    私も昭和天皇論は買いました。(4月14日の記事をご覧ください。)
    保守論壇での女系論の逆襲、すごいですね。しかも末端の団体でやりあっている人たちがこらまた狂信的で。笑
    保守そのものが人数少なくて勢力弱いのに、内ゲバしている場合じゃないでしょ、という理屈が通じなくて苦労しています。

  33. dodo様
    かなり改善されたようですが、まだ不必要に挑発的な表現がありますね。二箇所伏字にしておきました。さらに学習してください。

    ちなみに、議論のやり方ですが、「では一つだけお聞きします。」と聞いているのですから、せめて「宇多天皇はもちろん簒奪には当たりません」と書くべきでしょう。スルーされたのかと思いました。あと、ご自分で言い出し議論を他人の瀛様が代わりに引き受けてくだあさっていることをどう思いますか?
    今後も「他人に対しては立証責任を求める。自分はあらゆる角度からその場で思った疑問をぶつけるだけ」を続けますか?
    それも“治”らないと、伏字や削除の対象です。
    これは管理者としての警告です!

  34. 倉山さま

    「国民の理解」というキーワードですが、
    すこし角度を変えてみると
    こういうことになりませんか?

    鎌倉・室町・江戸と、600年に渡り武家が政権を担うと言う
    時代がつづきました。これは、今風にいえば、「武家主権」の
    時代とでも言える時代ではなかったでしょうか。
    王政復古の大号令も、政権をゆだねた武家から政権が返上され、
    元の姿に戻るというものでした。

    明治になり武家は政権を返上し、広い意味で国民に政権が移りました。
    明治憲法にも、天皇主権とはかかれておらず、明治憲法=天皇主権
    というのは、戦前からいた極左憲法学者たちの宣伝にすぎません。
    万機公論に決すべしを、日本的解釈による「国民主権」と捉えれば、
    GHQの占領統治および占領日本国憲法典は、明治維新以来の
    それを明文化したものに過ぎません。

    即ち、明治維新は、「武士主権」から「国民主権」への政体の変化
    であるといえるということです。

    さて、日本の国における「○○主権」というものの運用の法が、
    すくなくとも600年継続した武家主権に範をとるなら、
    「国民主権」もそれに準ずるものとなるはずです。現に、武家
    の棟梁である征夷大将軍は、形式的にせよ天皇の任命でした。
    戦前も戦後も、国民の棟梁である内閣総理大臣は、天皇の任命です。

    皇位継承の事に話を移しますと、幕府の時代に、

      武士に理解される皇位継承というのは、
      源氏の中から天皇を出すことだ
      (臣籍降下した旧宮家から天皇を出すべきだ、でしょうか)

    とか、

      皇族の中で一番武士に人気のある人にすべきだ
      (愛子様でしょうか)

    とか、

      和宮に降嫁させて、徳川将軍家を皇族に列するべきだ
      (女系天皇っていうのはこれです)

    とか、ですよね、こういう議論は、幕府時代といえども
    なされませんでした。なされたかもしれないが、実行されませんで
    した。

    何を言わんとするかといえば、

      「国民の理解ガー」

    というのは、少なくとも、議論の出発点におくべき命題ではない
    ということではなかろうかと。

    もし、そう発想するのであれば、わが国は、

      立憲君主国

    ではなく

      象徴制共和国

    である、すなわち、8月15日革命によって、国体は根幹から変化し、
    いまやわが国は、共和国であることを見なしていることになります。

    倉木先生ともあろう方がと、云々。

  35. ほたる様
    >血の濃さの問題を解消し、外戚の問題を同時に解消するには、旧宮家に復帰いただいて、
    おそらくここが女性宮家が成立するぎりぎりのところかと思われます。ただし医学的な意味での「血の濃さ」の問題は排除しきれないんですが。

    >そもそも「心身の故障により地位が保てない」という状況が起こりうるのか、素直に認めるかという疑問
    簡単に言えば若年性アルツハイマーですね。それに四条天皇のような例もありますし。

    >でも、そうすると最初に結婚した民間人女子が側室第一位という不思議事態に・・・。
    この辺整理しないと、混乱と内乱の原因にすらなりかねません。議論としては廃太子の例は安易に作るべきではなく、立太子後の天皇の結婚は行わないこと、また立太子以後は皇位承継順は下がることはないとする必要があります。
    それと、
    >皇族の配偶者の選定は皇族女子を最優先とする
    これは「血の濃さ」の問題が排除されません。「血の濃さ」とは近親婚による疾病の発生のことです。ハプスブルク家、王室病あたりが参考になるはずです。

    >その女子が未婚である場合は除外されるべきか?
    >すみません、皇族女子の皇籍離脱の要件は皇族男子と
    皇族から離脱された時点で未婚である皇族女子を、結婚相手として排除する合理性があるのかということです。
    >その女子が離婚、再婚前後に妊娠した場合
    というのは未婚である場合あてはまらないわけなので。

    結局私の立場としては、条件設定が面倒くさい・話がまとまらないから側室は無し、仮に東京にピカドン落とされて皇族・内閣が消滅したら旧宮家復活しかないでしょ?ということです。
    以前奈良に宮家を置くというのは地理的なリスクを勘案してのことでもあります。

  36. ほたる様
    >倉木先生?

    これは私が尊敬する佐々木惣一先生の憲法学の根底でもあるのですが、我が国体の特長は、天皇と国民が不離一体であることです。諸外国のように、君主と国民が分離可能ではない訳です。天皇が国民を見捨てて亡命する、国民が天皇に対して革命を起こす、をやってしまえばその瞬間に我が国の国体にそぐわない事態です。

    もちろん、この伝統を維持するために「国民の理解」も必要であると言う意味です(しかもこれだけ極左の宣伝が行き届いてしまうと、議論そのものが困難を極めてしまうのですが)。「国民の理解を出発点に置く」が仰るような戦後憲法学の意味でしたら、もちろん反対です。

    ちなみに、他の譬えは秀逸だと思いますが、
      武士に理解される皇位継承というのは、
      源氏の中から天皇を出すことだ
      (臣籍降下した旧宮家から天皇を出すべきだ、でしょうか)
    は、違うと思います。少なくとも私はそういう主張はしていません。
    あくまで先例は宇多天皇です。より正確に言えば醍醐天皇です。
     確か、源定省卿(宇多天皇)は源氏長者にすらなられていませんし、源氏の総意だけで皇位を決められるものでもありませんし、逆に拒否権もない訳です。逆に、北条泰時などは皇位継承に事実上の拒否権を行使していますが、その代償に絶対に北条氏は皇族になれません。それどころか、両院別当にすらなれませんでした。
     以上、かなり歴史的な知識が無いと読み解けない返答ですので、わからなければ質問してください。

  37. 失礼しました。

    倉山先生です。お詫びして訂正させていただきます。

    >  (臣籍降下した旧宮家から天皇を出すべきだ、でしょうか)

    は、先生の御主張ではありません。
    しかし、いずれ悪用されうると。

    フランス革命の後、ルイ・フィリップなどはそういう事例でした
    のでは。

    >宇多天皇です。より正確に言えば醍醐天皇

    の意味は、不明ながら読み解けません。
    どのような事例なのでしょうか。

  38. 砦主様
    醍醐天皇は出生時点で皇族ではなかったから、ということでしょうか。

    国民の理解、というのは同時に愛子内親王が可愛いからという女系天皇論を生み出したように思います。女系という言い方がジェンダーの罠でしょう。

  39. ほたる様
    悪用はされないように配慮するのは必要だと思います。ただし、提案を緻密にせよ(サブプランで補うべき)という趣旨ならわかりますが、悪用される可能性があるからその提案そのものを引っ込めよう(プランそのものの放棄)というのは違うのではないかというならば違うというのが私の立場です。

    >醍醐天皇の御事例
    臣籍降下された後に皇族に復帰された親王殿下の御子のお立場から天皇に即位された方、の意味です。

    以下はわたくしの立場の確認です。
    男系維持派が念頭に置いているのは醍醐天皇の御事例でして、しかも現在の現実的想定として秋篠若宮即位の折に宮家が絶えてしまいかねないので、いざという時にお備えいただくため、が趣旨です。
    宇多天皇は随分とおつらい目に遭われたようですし。

    もちろん、何が何でも旧皇族の子孫に皇位を移行させようではありません。
    これが最も肝心なことですが、秋篠若宮には然るべき帝王教育をお受けいただく環境を整備していただき、嵯峨賢帝のようにおなり戴きたいと、恐れ多くもお祈り申し上げています。
    なぜ私が嵯峨帝にこだわるかについては、いずれ本編でやります。瀛様が六条件を全部提示されたあたりで。別に他の方の議論の提示で早めていただいても構いませんが。

    何にせよ、今上陛下の直系の御子孫が続くにこしたことはないのですが、そうならないまさかの場合にお備えすることが「旧皇族復帰」の趣旨です。

  40. 倉山さま

    わたしも旧宮家の復帰に反対するものではありません。
    側室制度と旧皇族復帰は、いずれが常憲かという
    優先順位を考えているだけです。
    「国民の理解ガー」というのが、戦後憲法学の意味でないなら、
    おのずと、いずれが常憲かということをまずもって、
    突き詰めておく必要があるはずと思います。

    この脳トレは、面白いですね。

    >醍醐天皇の御事例

    解説いただきありがとうございました。
    理解いたしました。

  41. > せめて「宇多天皇はもちろん簒奪には当たりません」と書くべきでしょう。

    不勉強なもので、そういう難しいことは私にはわかりません。
    繰り返し申しますが、私は反国家人でも反社会人でもないのです。
    過去に皇位簒奪があったかなかったかなど、私個人にとってはある意味どうでもよいこと。
    あったにせよなかったにせよ、私は陛下の権威に従います。
    だからと言って今目の前で皇位簒奪が行われるとすれば、それを見逃すつもりもありません。
    とは言え、今出ている話の旧皇族復帰は、皇位簒奪だとは私は思いません。
    私は、ですよ。
    でもそう言う奴が何百年にもわたってずっと出続けるかもしれない、とは思います。

    そもそも、
    旧皇族復帰運動そのものは悪いことではないものの、
    旧皇族竹田家の分家の×××がその運動の前面に出る形になっている。
    これは日本の憲典の原理及びそれを支える日本人のコモンセンスに照らせば、
    普通なら絶対に起こらないことです。
    「あなたが前に出れば角が立ちますので他の者にまかせて下がっていてください」
    などと言って、竹田氏を止める人が誰かしらいるはずですから。
    竹田氏個人がどんなに素晴らしいお方であっても、それとは関係なしに角は立ちます。

    竹田氏を引っ込めておくか、
    竹田氏が前に出るなら直系相続をお助けすることに主眼のある方向性
    (例えば側室制度。他の方法があるならばそれでもよい)に変えるか、
    二つに一つなんです。
    なんでそうなのか立証しろと言われても困りますよ。
    これは憲典とコモンセンスの話であって、一番最初の根拠となるものですから。

    普通ならば絶対に起こらないはずのことが、実際には起こっている。
    少し実情を知りたくて、不躾ながら、倉山さんにさぐりを入れさせていただきました。
    おかげさまで大体のことはわかりました。
    ご協力感謝いたします。
    “モノホンの玄人さん”どうしの衝突に巻き込まれないよう、
    倉山さんもくれぐれもお気をつけて。

  42. ほんとは修羅場中なんだけど、開始二日目で更新が止まるのも悔しいので、お返事だけ。

    仙台様

    >議論としては廃太子の例は安易に作るべきではなく、立太子後の天皇の結婚は行わないこと、また立太子以後は皇位承継順は下がることはないとする必要があります。

    自分で書いておいてアレですが、皇族女子と婚姻する可能性が非常に低い現代では殆ど起こり得ない事象なので、既に死に体の条文となっています。
    それでも書いておいたのは、皇族女子との婚姻に「男系と直系の融合」という、民間人女子にはない意味が存在しているからです。私は順位より「男系と直系の維持」を優先に考えたので、あのような書き方になりました。
    また、立太子後は天皇が婚姻してはいけない、という条文は順位を守るうえでは有効な手段だと思いますが・・・皇太子が薨去されたらまた解禁になるということになるんでしょうか。

    >「血の濃さ」とは近親婚による疾病の発生のことです。ハプスブルク家、王室病あたりが参考になるはずです。

    ご指摘ありがとうございます。これも、皇族女子との婚姻がどれだけ頻繁に行われ得るのか、という議論次第ではないかと思います。

    >すみません、皇族女子の皇籍離脱の要件は皇族男子と
    皇族から離脱された時点で未婚である皇族女子を、結婚相手として排除する合理性があるのかということです。

    これは「叩き台」の「側室より生まれ、3代以上に渡って天皇が即位しなかった為に皇籍離脱した家系」の未婚女子が該当しますね。勘違いしておりました、すみません。
    これは、許されるべきではないかと思います。私がいわゆる「出戻り」を禁止としたのは、一度民間に嫁いだ皇族女子が、死別や離婚を理由に安易に(皇族男子との再婚という裏ワザで)皇籍に戻る権利を得るのは、皇室の品位を損ないかねないという危惧があるからでもありmす。
    それは皇室男子も同様ですが、男子には皇統継承という大義があるので、本当の緊急事態のときのみ戻れるようになっていますが。
    ただ、どちらにせよ王室病の問題が残りますが・・・。

    >結局私の立場としては、条件設定が面倒くさい・話がまとまらないから側室は無し、仮に東京にピカドン落とされて皇族・内閣が消滅したら旧宮家復活しかないでしょ?ということです

    それを言っちゃあ、お終いよ(笑)
    思考実験、脳トレとしての中宮制度復活論ですから。
    今しばらく、この茶番劇にお付き合いいただけたら幸いです。

    これって長くなりそうだから、別スレ立てたほうがいいのかなぁ・・・。

  43. 私は側室論については全く興味がないのでこの点について議論する気はありませんが(私に話を振ってきても一切取り合いませんので、念のため)…

    「先例」ということで気になったことがありますので、質問させて頂きます。

    1.確かに「先例を重んじる」ということは妥当かつ無難な解決と言えるでしょうが、現代から見て先例と言えることであっても、その当時は「新儀」だった筈です。
    たしか宇多天皇、醍醐天皇以前には、旧皇族の復帰という先例はなかった筈です(少なくとも記紀には出てきません。よく似た例としては顕宗天皇、仁賢天皇がありますが、ただ単に行方不明になってただけで「皇籍離脱」とは明らかに異なります)。
    そう考えると「先例といってもそれが初めて行われたときには新儀だった筈ではないか。ならば現代において新儀を打ち立て将来のための先例とすることに何の問題があるのか」という意見に対しては、どのように反論すべきでしょうか。
    2.先例を先例として援用するためには「具体的事情が同じか極めて近接している」という前提が必要です。
    「よく似ているが、分析すると全く事情が違う」事例に対しては前例は適用できません。「四国巡礼事件判例(最高裁決定昭和58年9月21日)」の判断枠組みを「スナック強盗事件(最高裁決定平成13年10月25日」の判断には引用できなかったように。
    そうすると、現在の状況は「宇多天皇にご復帰頂いたときと具体的事情が同じと言えるか」が焦点になるのではないでしょうか。なるとすれば、それはどのような事情があるといえるでしょうか。

  44. ほたる様
    >いずれが常憲かということをまずもって、突き詰めておく必要があるはずと思います。
    その通りです。ただし「いずれか」だと二者択一的な言葉ですので、「どれが」という、解がないこともあれば複数の正解が存在する表現の方でお願いしたいのですが。

    側室制度に関しては、六条件を克服できる理論を構築できたら、今が常憲ではないということになると私は考えています。三笠宮のご趣旨をそのように受け取りました。

    dodo様
    他にも敬語の使い方など日本語がおかしいところがありましたが、明らかに不適切な一箇所のみ伏字にしました。伏字の部分、「ご子息」でまったく意味が通じますよね?「絶対の必要」などあるのですか?
    ちなみに私の記述、すべて公開情報のはずです。御苦労でした。

    瀛様
    私も修羅場突入でーす。笑
    「一」に「四」も含めたようですけど、「ニ」と「三」を楽しみにしてます。

    叔父さんの息子様
    >先例と言えることであっても、その当時は「新儀」だった筈
    そういうことを仰った後醍醐天皇の建武の親政は三年持ちませんでした。(ここでwとか笑とかつけると不敬罪ですね。笑)

    >宇多天皇の先例は?
    私の乏しい記憶ですが、光孝天皇の第七皇子である定省親王の臣籍降下が藤原氏に対する「大変な御遠慮」であり、先例にすべきではないという事例であり、光孝天皇危篤の際の非常に際して、皇籍復帰(臣籍降下の事実の否定と解釈できる)、そして立太子、践祚に短期間で至った、というのが事実だと思います。よって、特に記紀に先例を求める必要がなかったと解釈しているのですが。古代史は専門ではないので、ご容赦を。

    >「具体的事情が同じか極めて近接している」という前提
    本件は固有法の問題であって、近代法の概念を直接援用できないと考えられますので、判例の引用は法律論ではなく、一般論としてのたとえ話として読み返させていただきます。

    で、つまりは「藤原良房の横暴とマッカーサーの横暴」が「事情は似ているどころかさらにひどい」でよいかと。
    良房すら許すまじき先例を作った。だから古代日本人は否定した。
    ましてやマッカーサーをや。現代日本人は何をしている?

    で、皇統の危機に関しては、光孝天皇以上の状態です。
    旧皇族の復帰はまさに採用すべき先例では?

  45. 倉山さん

    >「国民の理解を出発点に置く」が仰るような戦後憲法学の意味でしたら、
    >もちろん反対です。

    >何にせよ、今上陛下の直系の御子孫が続くにこしたことはないのですが、

    >側室制度に関しては、六条件を克服できる理論を構築できたら、
    >今が常憲ではないということになると私は考えています。
    >三笠宮のご趣旨をそのように受け取りました。

    ということであれば、ご一緒にお考えになればいいんではないの
    でしょうか?

    そう思って、議論にお付き合いされていると思えばいいんでしょう
    かしら。

  46. ほたるさん
    で、考えた結果が本記事で、結論が「無理」でした。
    少なくともしばらくは。そのしばらくがいつまで続くかはともかく。
    「六年以内に憲法改正をしよう」というのと同じくらい不可能かと。
    他の方の議論には、六条件が出そろうまで見守ろうと思います。

  47. >定省親王の臣籍降下が藤原氏に対する「大変な御遠慮」であり、先例にすべきではないという事例

    そうすると、形式的には「臣籍降下自体を無効にする」ということになりそうですね。確かに「一度行われたことであっても、その判断自体が不当であったから無効とし、原状を回復する」ということであれば、その当時の判断だったとしても「新儀」にはならないですね。
    あと、調べてみたのですが、皇籍復帰というのは僅かながらこの時点でも先例があったようです。尤も、その後皇位を継承したというのはありませんが。

    >一般論としてのたとえ話
    例えが良くなくて申し訳ありませんが、そういうことで結構です。というより、法も社会を運用するための方便ですから、常識を外れたところに存在するはずはありませんし。まぁ法務大臣が常識を外れてるのは、それはそれとして…
    確かにマッカーサーのやったことを真面目に批評してるのは、かの偉大なるパール判事ぐらいでしょう。皇統の危機については、最も危険な状況は脱したとは思いますが、ほぼ同意です。

    それはともかく、法を守る気のない法務大臣を何とかしろ!

  48. 旧皇族の復活ができない状態で、側室が認められる条件は何かということも考える意味はあるかと思います。

    これは「代理母に相当する役割」以外に認められる理由は難しいと思います。現行制度の最大の欠陥は、悠仁親王妃が心身の故障により出産不可能となった場合を想定していないことにあります。第一子が死産となり、そのとき母体にもダメージがおき、子が産めなくなったらどうするか。
    この点において側室(代理母)という方法は有効であると思われますが、当然の事ながら、旧皇族の復活という方法で十分に回避ができる事でもあります。

    ああそうか、男系になった理由の一つも想像できました。

    ほたる様
    >それを言っちゃあ、お終いよ(笑)
    ピカドンはともかく、平成関東大震災による可能性は否定できません。自然災害の前に人間はあまりにも無力であります。

  49. >六条件が出そろうまで見守ろうと

    とはいえ、

    >二、その「側室制度」を実現化する際の実行可能性を証明する。
    > ⇒この時点で国民の理解は得られたことになります。

    ここでいう「国民の理解が」というのは、究極のところ、
    「女性感情が」ということと同値なんでは?

    これをクリアするロジックと方法論の問題だけのような。
    あとのは、何とかなるでしょ。おそらく。

  50. ほたる様
    おそらくそうだと思います。女系天皇論が急に声を大きくし始めたのは、愛子内親王がお生まれになってからのように思われます。
    内親王が可愛いという感情にジェンダー系の破壊工作が乗っかってしまったためでしょう。

  51. 皇室のことは、皇室がお決めになる。
    皇室に忠誠を誓う臣下が輔弼申し上げる。
    国民はその結論を奉戴する。

    それだけのことです。

    旧典範にそった形の「皇族会議」を
    私的諮問委員会として開催する。
    その結論を現典範に定められた「皇室会議」に
    形式的にかけて議決する。
    その結論を現憲法典に定められた国会の質疑に
    形式的にかけて議決する。

    中宮制度を廃止した影響は甚大。
    現に、各宮家で男性皇族が激減してしまった。
    これは旧皇族を復帰しても変わらない可能性が高い。
    また、中宮制度を廃止した結果、
    皇后へ過度の負担をおかけしている。
    美智子妃・雅子妃と連続して東宮妃は、心身を病んでおられる。
    複数の妃によって、皇位の安定の責任を分担する古来の法に
    合理性がある。

    昭和天皇の先例は、旧典範を改正してのものでないことに
    注意すべき。いつでも旧慣に戻しうる体制であった。
    現典範の規定は、常憲とはいえない。

  52. ほたる様
    「旧皇族復帰しても・・・」の部分は、「かもしれない」なので、賛成も反対もできませんが、全体的には秀逸な論点だと思います。

    「二代続けて東宮妃に精神的負担をおかけしている」はまだ誰も言っていない論点かと思います。

    では助け舟を。
    女性週刊誌がその論を盛り上げると、かなり実行可能性はあがりますね。

    ということで、側室論に関して「できる方法があるならどうぞ」というのが私の立場なのですが、まじめに自分の頭でモノを考えて提言される方には、私も出せる知恵は出したいと思います。決して揚げ足取りをして「ほら、だから無理だろ」という姿勢はとりませんのでご安心を。

  53. 皇室外交という面からすると、皇室の数が増えることは評価できると思います。

    しかし何より今日は畏れかしこくも畏くも先帝のお生まれになった日です。

    すめらぎいやさか

  54. >皇室外交という言葉は存在しない。
    「言葉は存在するが、語義矛盾」が正確ですね。

  55. ほたる様
    >中宮制度を廃止した影響は甚大。現に、各宮家で男性皇族が激減してしまった。
    このことと中宮制度の廃止とは関係がないように思えますが。

    皇族にせよ、非皇族にせよ、最終的には一人の先祖に集約されている、ということからすると、将来に渡り必ず生き残る血筋があるということになります。
    これは中宮制度の問題ではなく、宮家の皇籍離脱による問題なのではないかと。

  56. 仙台竜三さん

    >>中宮制度を廃止した影響は甚大。現に、各宮家で男性皇族が激減してしまった。
    >このことと中宮制度の廃止とは関係がないように思えますが。

    お相手との相性で、男の子を授からないということはありえることです。

    男子を得るということを考えれば、
    別の女性に産んでいただくという選択肢をのこしておくことに、
    合理性があります。

  57. >これは中宮制度の問題ではなく、宮家の皇籍離脱による問題なのではないかと。

    中宮制度  = 直系を尊重するしくみ
    旧皇族復帰 = 支系を尊重するしくみ

    ということです。

    皇位の安定は

    ・直系の継承
    ・支系の継承
    ・制度の新設(女系)

    の順番だと思われます。
    皇位の安定=国家・民族の安定ですから、
    それを尊重するにしくはなし。

    優先順位は、中宮制度>旧皇族復帰

    そして、中宮制度+旧皇族復帰を果たし、かつ、
    中宮に、旧皇族からなっていただくのが落ち着く先ではないかと思います。

  58. また、復帰した旧皇族には、現宮家の女性皇族方に優先的に嫁いでいただく。

  59. ほたる様
    >お相手との相性で、男の子を授からないということはありえることです。
    それは宮家という手法で解決できませんか。これがあてはまるのは病気等により出産できない場合だけで、積極的な理由にはならないと思います。

    支系=傍系として、直系と傍系の差はどこにおくのかということです。人類上の直系は今生き残っているかどうかさえ証明不可能です。

    >また、復帰した旧皇族には、現宮家の女性皇族方に優先的に嫁いでいただく
    これは逆に、女性皇族が宮家をたてる際の条件として、旧皇族とのご成婚を考えていました。単に技術的な違いなので、この点については整理したいと思います。

  60. 仙台竜三さま

    立論の出発点は、皇位の安定にあります。

    ひとりの妃から男子が生まれなかったら、
    皇位は自分の子供ではなく、弟または甥に行く。
    さらには、遠い親戚に行く。
    これが、支系・傍系を尊重するという立場です。

    親子の情によって、親から子へ
    良いものを相続してゆくことは自然ではないでしょうか。

    自分の身に照らして考えればわかりますよ。
    どうにも子どもが生まれなければ、
    親戚の誰かに後を継いでもらうということなんです。
    自分の子供に継がせるよりも、不確実性が増えますよね。
    さらにそれが遠い親戚となれば、なおさらです。

    皇室の場合、引き継ぐものが、この国です。
    できるだけ確実に継がせなければならない。
    皇位継承の失敗は、国内の混乱を招きます。
    だれかが、その座を狙い、皇位の意味を変質さえるからです。

    皇位の相続は、「無権力」の相続です。
    権威だけがあって権力は振るわれない、無私に徹する、
    こういう立場というのは、親である両親はもちろん、
    生まれた時からの教育によって育まれます。
    現皇室においても、皇太子の嫡流は、将来の皇位継承を想定して
    帝王学が授けられていますよね。
    一方で、その他の皇族は、皇位はこないものとして、
    未来の皇位継承者に忠誠を誓うべく教育されているはずです。
    この前提の下に、臣下は輔弼するのです。
    この前提の下に、全国民は統合されるのです。

    ・直系の継承
    ・支系の継承
    ・制度の新設(女系)

    という3つを比較すると、いずれがより頻繁に行われ、
    歴史の検証を経て確実性が期待される、
    言い換えれば「常憲」であるといいうるのか、
    わかろうというものです。

    中宮制度を否定すれば、
    支系相続となる確率が増大します。
    その結果、皇位は不安定にならざるを得ません。

    >それは宮家という手法で解決できませんか。

    というのは、全く何の解決にもなっていません。
    宮家に移る事自体が、不安定を増大させる方法なのです。

    >女性皇族が宮家をたてる際の条件として、

    女性宮家というのは、歴史上存在していません。
    それゆえ、このような制度がうまく機能する保証が全くありません。
    片や、数千年の安定性を保証された仕組みがある、
    片や、思いつきの発想がある。
    後者へ行けというのは、皇室を破壊するということとイコールである
    ことに気付けなければならないでしょう。

    世間・一般国民は、近代化、いいかれば、思いつきを尊重したり、
    許容したりして、勝手気ままに生きる。
    しかし、そういう事をしても、国がゆるがないのは、
    中心の柱が、そういう勝手気ままに流れないから、
    これが、この国の統治原理ではありませぬか?

    皇室により安定を担保することで、国民は安楽に過ごせる。
    この知恵、民族の知恵が、皇位継承に託されているのですよ。
    皇位が浅知恵に流れれば、まぁ、この国は、近隣諸国、
    世界各国のように、革命を繰返したり、亡国を将来することでしょう。

    女性宮家の創設だとか、女系天皇だとか、いう論の奥底には、
    日本・日本人への憎悪が渦巻いていることでしょう。

    そういう訳で、

    中宮制度>旧皇族復帰

    です。中宮制度で、直系相続をより確実なものとした上で、
    それでも、直系相続ができないことを想定して、
    宮家の充実を図るということです。
    特に現在は、宮家に男子がほとんどおられないという状況ですから、
    旧宮家に復帰いただくのは十分な合理性があります。
    しかし、優先順位はあくまでも、上の順番です。

  61. ほたる様 瀛様 仙台様
    注文です。
    そろそろ、「二」と「三」の議論をはじめてください。

    側室制度の廃止が「常憲」ではないと主張したいのはわかりましたので、では具体的にどのように障害を除去しながら実現していくのかの工程表を示してください。

    あと、その他に関して主張されたいときは、「一」から「六」のどれを立証しようとしているのかを明らかにしてください。そうでないとはっきりいってわかりにくく、読む気がしません。少なくとも、私はその形式以外では如何なる説得にも応じませんので。逆に、この形式で六条件を立証していただければその意見に賛成すると、反論可能性を示しているのですから、それがこの場での議論のルールになります。ルールを守った上で、建設的な議論を提示してください。

  62. ほたる様
    親子の情と無私に徹するという事の整合性が今ひとつ明解でないことと、また側室制度の復活が、昭和天皇の判断とどう整合するのかが見えてこないのです。

    砦主様
    いったん各項目について私見を書くことで検討していきます。
    一、「側室制度」の中身
    皇后が医学的に出産不可能である場合に、その代わりとして出産する事を認めるもの。その代理母を中宮という職とする。

    二、その「側室制度」を実現化する際の実行可能性を証明する。
    皇后が出産できないという事実により、皇統が途絶えることを回避するため。
    昭和天皇の中宮廃止の例があるため手段としては最後の手段とする。
    また整合性を持たせるために、皇后は出産できないが、代理母という方法によって回避できる事態にのみ限定する。

    三、「側室制度」を導入した際に当然予想される不利益を克服する方法を提言する。
    一に発生する不利益として、外戚の横行である。中宮の親族というだけで偉く見えるから始末が悪い。正田家のように自律(自立ではなく)された振る舞いをする方々ばかりではない。
    措置として、中宮の子が生まれた段階で、民法による特別養子の関係を準用する。つまり単に一皇族としての地位にとどめ、それ以上の立場を持たない。
    また中宮は一人のみとする。

    四、「側室制度」導入後の宮家のあり方を提示する。
    宮家は現状通り。宮家の存在は、一方で陛下、皇太子の公務の負担を減らせるという側面も持たせられるはずである。

    五、昭和天皇の先例とマッカーサーの暴挙を克服する方法を否定するのかの論拠を明確にする。
    昭和天皇の先例の時点では、特に皇后の受精卵をもって代理母により出産するという手法が存在しなかったため、先例を否定するものではない、とする。

    六、「側室制度を導入するのも結構だけど、同時に旧皇族復帰もやればよいのでは?」という説に回答する。
    まずは宮家復活が先です。

  63. 仙台様
    それは「側室」ではなくて、「代理母」ではないでしょうか?
    まあ、国内外の批判はかわせそうですが。

  64. 砦主様
    はい、事実上そうなります。これ以外に側室制度をおく積極的な理由が見いだせないのです。

    しかし、代理母の出産に関する発表は宮内庁が行うことになります。禁中の中がどうなっているか、我々は知る由もありません。昭和天皇崩御に関する、いくつかの憶測と同じような憶測が発生するかもしれません。

  65. 今月のSAPIOのゴーマニズム宣言は、側室論にいっていますね。
    まだ、読んでいないんですが。
    それも踏まえて、考えます。

  66. ほたる様
    ざっと読みましたが、特に注目すべき論点もないように思われます。
    側室制度でなければ男系は維持できないとすれば、一夫多妻制をとらない国の家庭はほとんどの男系が消滅することになるのではないか、という矛盾が発生します。それともこれは皇室固有の問題なのか。

  67. 個別に反論するのは、ここの場のルールに反するので
    すんませんが、スルーします。

  68. 過去ログを読んでくれた人へ。
    結局この議論、最長レスで終了?
    訳のわからんいちゃもんをつけてきて、言いっぱなしで終了、の人がどれほど多いことか。

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