たまには「仕事用資料」を公開

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 急ぎの仕事ができました。
 うーん、じっくり書いていたら日付が回ってしまう。
 ということで、下記に私の「仕事用資料」をそのまま公開。
 こんなものを使って、仕事をしています。「どんな?」は内緒。

 資料一
 小林よしのり『昭和天皇論』を購入。
 注目したのは、第四章の「『聖断』という奇跡」。筋は鈴木首相と阿南陸相は「平凡人」であったが、超人的な働きをした、ということ。「平凡人」の根拠は、それぞれの評伝から挙げられている。政治に関しては素人なのに、無私の天皇を仰ぐから臣下は個を超えた能力を発揮できる、ということ。
 同書でも書かれているが、鈴木は日露戦争の英雄だからなあ。どんな血気盛んな跳ね返りが何を言おうと実績が違うというのが大きい。
「平凡人が英雄的な働きをする」というのは『正論』12月号の「徳大寺!」の主題。
まさか読んでくれた上でのオマージュ?(笑)
「聖断」の法的分析は『日本近代史の転機』に書いていたのだが、これは読まれていないのは確か。「聖断」が「法的効力」を発揮した瞬間の解釈がおかしい。

 資料二
 茂木健一郎『龍馬脳のススメ 人生が驚くほど変わる』の帯が「あなたも今すぐ龍馬になれます」←パクられた?(爆)

 中身は「トンデモ本」すれすれ。
「龍馬」を別の固有名詞に入れ替えてもまったく成立する。一応、売り切れらしい。

 資料三
 yahooで「亡国前夜」で検索すると、三月に出たらしい江上剛さんの小説の次に「砦」が。。。googleだとそうでもないけど。
 しかし、「亡国」という文字が活字媒体に躍らない日はない。
 ということで、最終回まであと二回の「亡国前夜」だが、その後も「亡国前夜・列伝!」として継続決定!

「たまには「仕事用資料」を公開」への0件のフィードバック

  1. そういえば「亡国」で思ったが、これ大陸や半島では、あんまり使われてない。かの国の検索でも見てみたらいいが、歴史的事象やらなんやらのカラミで出てくる。拙者のような浪人がかの地で書物を物色しても、表題の書物はお目にかかれない。

    これはちょっと興味深くて、連中は、本当に亡国になった経験をお持ちで、その絡みで出てくるのが大半ですが、現代自国の危機意識のメディア露出という点では、日本が東アジアの中で異常に突出している。

    悪いことだとは全く思わない。それこそが近代日本の原動力だったのだから。
    このことに異論はあるまい。

  2. >現代自国の危機意識のメディア露出という点では、日本が東アジアの中で異常に突出している。

    この意識が、何度もあった危機を日本が乗り切れた理由ですね。
    問題は、危機意識をどのように現実の勢力にするか、ですね。

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