「女性天皇に賛成か反対か」などと二択の話ではない(倉山塾メルマガより)

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現時点で、日本政治の重要政策は、
景気回復と防衛力増強。

具体的には、金融緩和の継続と防衛費GDP2%。
これに反対する立憲共産党は論外。
自公は一般方向こそ正しいが、内容には山ほど批判。

なぜ金融緩和をもっと吹かせないのか?
防衛費倍増は来年からじゃなく5年以内なのか?
倍増は合格最高点ではなく最低点だろ?
といった大きな話から、ロシアを敵に回すのに、
ロシア協力大臣を残すのはなぜ?
当然、サハリン2から締め出されるのに
対策はしていたよな?
といった点まで、山のようにある。

こういう批判をしてくれる党こそ
応援したいのだが・・・。

この二つに加え選挙後は、
皇室の問題が大事になってくる。
ここで、「女性天皇に賛成か否か」
と一足飛びに議論をする人がいて、
私も答えを求められるけど、
皇室の問題でイエスかノーかなんてナンセンス。
どういう条件なら賛成か反対かの
「どういう条件」が大事なので。

たとえば、いわゆる女系天皇には反対だけど、
女系天皇の配偶者が天皇か皇族なら
私は必ずしも反対ではない。

もっとも「女系天皇」を求めてくる奴ら、
そういう私が賛成するような女系天皇には
なぜか絶対に反対なのだけど。

本題。
私は女性天皇に賛成か反対か。
その前に、今の状況で女性天皇が出現するって
どういう状況か考えた方がいい。

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「「女性天皇に賛成か反対か」などと二択の話ではない(倉山塾メルマガより)」への5件のフィードバック

  1. 細かいことでスミマセンが。
    「女性天皇の配偶者が天皇か皇族なら」
    「私が賛成するような女性天皇には」
    ……かな? と思ったんですけど。

    >たとえば、いわゆる女系天皇には反対だけど、
    >女系天皇の配偶者が天皇か皇族なら
    >私は必ずしも反対ではない。

    >もっとも「女系天皇」を求めてくる奴ら、
    >そういう私が賛成するような女系天皇には
    >なぜか絶対に反対なのだけど。

    この問題に慣れていない人は、混乱してしまうと思ったので。
    と言いますか、使っているうちに混乱しますよね( ̄∀ ̄;

    1. 女系(でありながら)天皇(になれるということは、その父親は男系の皇族のはずだから、そ)の配偶者が(男系の)天皇か皇族なら(ば、その御子は男女両系の天皇となり、正統で前例もあるので)私は必ずしも反対ではない。

      今いわゆる「女系天皇」を求めているのは、皇室の正統を損なう奴らであるから、私が賛成するような(男)女(両)系天皇には絶対に反対する。

      …ていう事では。
      書いてて混乱しました。

      1. >女系(でありながら)天皇(になれるということは、
        >その父親は男系の皇族のはずだから、

        私もそう思ったのですが、その場合は
        男系女子・或いは男女両系女子ですよね?
        つまり、男系の女性天皇or双系の女性天皇。

        だって、父親が男系の皇族なんだから。

        しかも、男系男子の皇族を配偶者とすることが絶対条件なら、結局は生まれてくる御子も男女両系(双系)になります。そして愛子様は男系女子です。女系ではありません。愛子様が御即位なさったところで、女系天皇にはならない。男系天皇です。皇后陛下は民間の御出身なので。女性天皇(女帝)には該当するでしょうけれど。

        もし、女系継承を内包するために、男系+女系の形をとるなら、確実に血は濃くなります。歴史上、一族で王位を独占するため、近親婚を繰り返した挙句、数多の王朝が潰えました。最近では、スペインのハプスブルク家が有名ですけど。イトコ婚どころか、叔父・姪でも婚姻を繰り返したんです。勿論、王家の構成員は皆が皆、男系+女系でした。

        結果、ハプスブルク家では10歳になるまでに8割が死亡したそうです。内訳は、1歳になる前に3割が、10歳になる前に5割が死んだ。当時のスペイン、これはお城と周辺の記録でしょうが、医療サービスを受けられない小作農まで含めて、乳児死亡率が2割だったことを考えると、驚異的な数字です。16~17世紀の話ですよ?

        近親婚繋がりで、古代エジプト。王女(男系女子)に王位継承権を与えていました。継承権を持っている王女と結婚することで、(男系男子であっても)初めて王位に就くことが出来たんです。血はどんどん濃くなる。それでも、妾を数十人囲うのが普通でしたが。
        事実、王妃アンケセナーメンはツタンカーメンの異母姉でした。ツタンカーメン亡き後、ヒッタイトから王子を迎えようとして失敗。神官アイと再婚。アイが王として即位。王朝断絶。

        女系継承を内包するために双系(男女両系)が制度化されれば、似たような状況が生まれますよ。古代王朝に関して言えば、妾を数十~数百~数千抱えるのが当たり前でしたけれど。それでも、数多の王朝が歴史の彼方に消えました。
        そもそも、側室を否定なさったのは昭和天皇です。4方続けて内親王がお生まれになるも、頑として受け入れませんでした。

        結局は、日本のやり方が一番良いんですよね。公称2600年、どんなに削っても1500年。これだけ続いているのが、その証拠です。
        皇位継承は男系男子(ピンチヒッターとして男系女子)に限り、皇后・妃には相応しい方がいれば民間から入内して頂く。今は内親王殿下と旧宮家のご子息とのご縁談の話がありますが。皇室にお戻り頂くのは旧宮家だから可能な話。外国人(GHQ)が勝手に荒らしていった(皇籍剥奪)んだから。

  2. 女性天皇、原理としてはなくはないが、現状ありえないというのが妥当ではないでしょうか?
    ①次世代の天皇は悠仁親王殿下であることに、女系天皇論のドンと目されていた所功先生まで含め賛成している。
    ②昨今、秋篠宮家への凄まじいアンチキャンペーンが存在する(一部「保守」と認識されてる輩含め)。
    つまり、女性天皇容認論の方々は、口にするのも恐ろしいですが、悠仁親王殿下に万が一のことがあったら……という意味で言っているのかという所が重要でしょう。ここまで踏まえ女性天皇容認論なら私は納得なのですが、昨今の情勢はどうもそうではないように見える。
    「秋篠宮家はけしからんから、愛子さまを天皇に! 男系だしいいよね」というような軽佻浮薄な言説に見えてならない。
    かかる実に安易な皇室理解をしている連中(当人は恐らく保守だと思いこんでる)と、皇室を滅ぼさんとする連中が、はしなくも相乗効果をもたらすと厄介だなと危惧しております。

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