憲法に関して、あまりにも頓珍漢な議論が多いので。
まず、
単刀直言・党首に聞く 安倍・自民党総裁（首相）「憲法は国民が決める」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130705/plc13070500240000-n2.htm
私は自民党の憲法改正草案が一番いいと思っているが、政治は現実だからさまざまな可能性を探っていく。３分の２を形成していく努力の過程で、変わっていくのは当然だろう。
野党と話し合うので自民党案に拘らないということに関して。
公明党に配慮して日本国憲法の条文いじりをするのは反対。
帝国憲法の改正案にするのは賛成。
野党は「自民党案など生ぬるい！」という案を突きつけよ。
山田宏さんと杉田水脈さんが孤軍奮闘、というところですけどね。
次に、
総理大臣が立憲主義からの離脱を表明しても問題にならない国
http://www.youtube.com/watch?v=G9_lN5S121k&feature=player_detailpage
立憲主義って、
「人権尊重と国民主権、ついでに三権分立」
と思っているの？
私は
「司法権独立、国民の権利尊重、民選議員」
かと思っていた。苦笑
私がこの場面での安倍首相なら
「憲法とは政府権力を拘束する統治の規範である。
しかしながら、それのみならず歴史と文化と伝統すなわち国体のありかたを確認するのが憲法典」
と答えるかな。
しかし、いまだに宮台真司が小室直樹先生の弟子と言うのが信じられん。
最後に悪書紹介。
小林直樹かと思ったら節だった。
『白熱講義! 日本国憲法改正』 (ベスト新書、2013年)
著者は要するに
「日本の憲法学者は日本国憲法しか知らない。
俺はアメリカ憲法という立派な憲法も知っているから偉い」
という人。
小室先生ですらそうなんだけど、アメリカ憲法から入ると、英国憲法がアメリカ憲法と同じもののように思えてくるから怖い。
アメリカ憲法なんて、大英帝国の落ちこぼれが作った欠陥品だし、
日本国憲法なんてそのアメリカ人の落ちこぼれが作った欠陥品じゃないの？
今朝の産経の紙面ご覧になりましたか？何かはじめに産経案ありきで憲法改正論議を進めようとする胎が見え見えでした。こういう責任感の伴わない軟弱な憲法論議の跋扈が人々から憲法論議の本質を遠ざけているように思います。
小林直樹『白熱講義! 日本国憲法改正』 (ベスト新書、2013年)
これ小林節の誤植じゃないかな？
例の「民が世」論で有名なお馬鹿さんだったと思うけど。
あとベスト新書も誤植。ワースト新書の間違いでは？
大陸浪人へ
直しといたよ。
ところで、チャイナ崩壊はいつだ？
待ち遠しいぞ。
ところで、このサイトはチャイナではアクセスできんかったよん。
この程度のサイトにビビるなんて、チャイナのやる程度はチーチャイナ。
先日毎日新聞の一面に現東大憲法学会のリーダー？長谷部教授が
憲法改正について語ってましたが、なんか憲法学はさっぱりな私でも
簡単に反論できそうな幼稚な主張でしたよ。
人類普遍の原理とやらが存在しそれが前文にも記載されてるだの
憲法の基本原理を攻撃する人にはきっちり反論していくだの。
憲法で意見の多様性が規制されると戦争に向っていくみたいなこといってたけど
まあ一理あるかもしれませんが、ではワイマール憲法下のドイツは？
米国なんて世界有数の戦争大国じゃ？
で、お隣に長谷部論でいえばすぐにでも戦争を起こす危険性があるファシズム国家が近くに
最低二カ国存在してるんですが、それならなおさら憲法改正して防衛力強化を！！って結論になるのが気が付かないのかな？