日本国が軍隊を持つ第四段階 軍隊と警察は目的が違う(倉山塾メルマガより)

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「山尾志桜里憲法論点整理」が炎上しているとか。
中身への批判が物凄い。
外国人参政権なんか、
国民民主党は検討するのか、とか。

私は、「価値観が違う」としか言いようがない。
たとえば「今の憲法は人権カタログが不十分」
みたいな表現がある。
これは憲法典の文字に人権規定を書き込め
という価値観に基づいている。

逆に私は、
「人権カタログを減らせ」と考えている。
「増やせ」「減らせ」は
それぞれ価値観があって神学論争。
この価値観(ある種の宗教)に基づく合理性が
あるかないかと言えば、山尾さんはある。

東大教授の宍戸常寿君と同じく、
日本国憲法の価値観に基づく、
目的合理性は優れている。
しかし、日本国憲法の価値観そのものを
議論する能力、どうだろう。

山尾さんにしても宍戸さんにしても、
目的合理性は認めるんだけど、
目的そのものの合理性(価値合理性)は
どうなんだろう。

山尾さんの憲法論、批判するにしても、
こういう点は押さえておいた方がいい。

さて連載。
今回は軍隊と警察の違い。
まず目的が違う。

警察は国民を守っても良いけど、
軍隊が国民を守るなんて、とんでもない。

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