戦時中、大半の軍人さんは真面目に戦っていた。国民もよく協力した。たとえば今村均大将のように聖将と呼ばれた立派な方もいた。
一方で、愚かな軍人も少なからずいた。特に上層部に。たとえば牟田口廉也のように「汚物」と呼ばれた愚劣な軍人もいた。
そんな状況で「政府の戦い方がなっていないぞ」と意見をすれば「聖戦を冒涜する気か」と世間の同調圧力によって袋叩きにされた。
多くの国民が協力し、大半の軍人が真面目で、今村将軍のような立派な方がいたとしても、政府の戦い方や牟田口の人間性を批判してはならない理由にはなるまい。