社会常識を言っておく。特に安藤裕議員と青山繁晴議員には言っておく。
「政府にモノ言って頑張ってますアピール」をしている自民党議員。
既に離党届を書いているんだろうな?
出すかどうかは、まったく別問題。
しかし、「100人集まりました」「200人集めます」と「政府にモノ言って頑張ってますアピール」をするんなら、グループの会合で「イザという時の為に離党届は書いておこう」とするもの。100人だろうが200人だろうが、本気じゃない数など烏合の衆。
サラリーマンだって会社の方針にモノ申すときは、辞表を書いて胸にしまっておいて、いつでもその場で出せるようにしてからモノを言う。それが重大な問題であればあるほど。
「政府にモノ言って頑張ってますアピール」をしている自民党議員は、コロナ禍と経済苦を重大問題として訴える。特に、若手のリーダー格で新聞でも取り上げられる安藤裕議員は「コロナ対策も重要だが、経済問題で死に至る人もいる」と訴える。その問題意識は完全に同意である。
では、政府の回答が合格最低点に達しない場合、「一定の言い分を聞き入れてもらった」と引き下がるのか。それとも「それでは人の命が救えない!」と戦うのか。
青山繁晴議員は、事あるごとに「命懸けで戦っています」と強調する。「国会議員なんか一期でいい」とすら公約して当選した。ならば、ここが一番の戦い時ではないのか?命の懸け時ではないのか?
政府だって財政出動はすると言っている。しかし、安藤氏や青山氏が主張している数字とはかけ離れている。その主張によれば当然、政府の不十分な財政政策で死人が出る。
では、その死んでいく人たちに、どう申し開きをするのか?
自分は安全地帯にとどまって「次も頑張ります」と言うなら人でなしだ。自分の自民党議員の地位の方が不十分な政府の財政政策で死んでいく人たちより重いということなので。
別に絶対に離党しろとも言わない。絶対に造反しろとも言わない。しかし、「離党届は既に書いているんでしょうね?」「グループの会合で話には出ているんでしょうね」と聞いているだけ。それもしていないなら、偽善をやめるか、本気の行動を示すか、どっちかにするべきだと社会常識だけは説いておく。
なお、今は時期ではないが、日銀委員に増税派を政府が推したことに関し、本気の抵抗をしないどころか一切の発言をしない場合、「偽善者の群れ」と呼ばせていただく。