本日の書籍紹介は、三代宰相列伝から
前田蓮山『原敬』(時事通信社、1958年)
三代とは明治大正昭和のこと。
伊藤博文から幣原喜重郎まで全20巻21人の首相の伝記を、基本的に関係者が記した。
なぜか若槻と浜口だけ2人で1巻。
著者は青木得三とか、今見ると凄い人が書いているのだけど。
後に改装されて「日本宰相列伝」として、戦後の首相も入った。
文学部史学科の大学生が、専門書や一次史料を読む前に、
流れを頭に叩き込むために読むシリーズ。
私は本の準備は基本的に1~2年かけるのだけど、
来年に原敬のことを書くので、読み直してみた。
他にも憲政史の読み直し(といっても電車の中で読む本だけど)でいろいろ読んだけど、
原敬が一番良かったかな。
前田は今で言う「原敬の番記者」みたいなもの。
最近でも「安倍首相に最も近い記者」みたいな売りで書いている人が何人もいるけど、
そのハシリ。
最も、「安倍番記者商売」と一緒にしたら前田に怒られるかもしれないけど。
前田の『原敬』にイメージが最も近いとしたら、
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以下は倉山塾掲示板で。