「上皇后」の新尊称について

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天皇陛下の譲位後、皇后陛下の尊称を
「上皇后」にするとの報道が次々と流れている。

もし違うのならば、安倍内閣は打ち消すべきである。
なぜならば、「新儀」を行った政権となるからだ。

説明するまでもなく、皇室において、先例は善、新儀は不吉である。

保守とは「理屈抜きにした伝統を尊重する精神」と解されることもある。まさか、なぜ新儀が悪いのか、理屈で説明せよ、などと私が迫られることはないだろう。皇室においては、先例が善、新儀は悪なのだから。

ところが、よりによって、保守を標榜する安倍内閣が「新儀」を行うとする。不吉である。

太上天皇ではなく上皇。これは嵯峨上皇の先例に従ったのだろう。

では、太上皇后ではなく、上皇后。聞いたことが無い言葉だ。まさか「上皇」に合わせただけ、上皇も「太上」をつけないのだから合わせただけ、などと愚かな説明ではなかろう。いかなる先例に基づいての事か。

安倍内閣が「上皇后」の新儀を強行したならば、改めて正式に問う。

一、上皇后の尊号は如何なる先例に基づいてのことなのか。

二、皇后陛下は承知しておられるのか。