触らぬ消費税に祟りなし?

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 財務省は消費税を増税する理由として、
「増税しないと国際的信用がなくなって、国債が暴落する」
としていたが、本当か?

S&P小川氏:必ずしもプラスでない、消費増税−格付けに

 その国債格付け会社が「そんなことない」と言ってますが。

 さて、今は昔。
 大蔵省が日本中から袋叩きにあっていた、今となっては想像もつかない頃の話。
 マスコミがよってたかって大蔵省をバッシングしていた頃の話。

 とある大蔵官僚の放言。

 大蔵省が税務署を手足とした情報機関であるということは、国民のほぼ全員を把握している。

 新聞社といえども税務調査を受けるから。
仮に脱税していなくても、朝から晩まで毎日税務署が来たらどうなりますか。
たとえばテリー伊藤の事務所に税務署の役人が来て、とにかく事務所設立以来のことを全部調べますといって、
いちいちゆっくり調べだしたらどうなりますか。仕事できませんよ。でも税務署がやろうと思えば、それぐらい簡単にできるんです。
脱税しててもしていなくても関係ない。してたらもちろん大変ですよ。してたら、
明日にでも罰金1億円出せと言いますよ。でも脱税してない相手だって十分脅しあげられるんです。何でもできるんです。
日本国に、税務署に対抗できる人なんか存在しないんです。

テリー伊藤『お笑い大蔵省極秘情報』(飛鳥新社、1996年)105〜106頁

 まさに、今のマスコミその他が財務省におびえている理由。
 今こんな発言をしたら

国政調査の対象なんだが

 当たり前の話だが、恣意的な権力の利用など許されるはずがない。
 
 しかし、大蔵省と言えば、大昔は一番の国士官僚の集まりだったはずなんだが、
 どうなってしまったのやら。
 いろいろ歩いているが、今や財務省は

触らぬ消費税に祟りなし

扱い。 政治家もマスコミも怯えきっている。
 決して、財務省にとって幸せな事態ではないと思うが。