今年の公務員試験でこういう学生が増えれば日本は救えると思っています。
「私が入りたい官庁は大蔵省です。財務省ではありません」
その理由はこの本を読めばわかります。
3月16日発売!
検証 財務省の近現代史
政治との闘い150年を読む
光文社新書 税込861円
さて、私がなぜこんな本を書こうと思ったか。執筆を考えた一年前、財務省が日銀と一緒になって、何でもかんでも増税を推進しようとしていたからです。
そして財務省の支持者も批判者も「財務省にとって増税こそが伝統なのだ」という前提で話していました。
それは日本近現代史を専門とする者にとって非常に違和感がありました。
本書を読んでいただければ「増税こそが大蔵省の敵である」ということ、そしてなぜその大蔵省が「もはや増税しかない」と追い詰められたのかがわかると思います。
これは、150年という長い歴史で見なければ見えてこないのです。
どんなに長く数えても増税派が大蔵省・財務省で主流となるのは、せいぜい40年なのです。
間違った歴史認識がどれほど罪深いか、そしてそれを正すには正しい歴史認識を持つしかないのですから。
第一章「大蔵省の誕生」では、
・そもそも大蔵省とは何をするところなのか
・なぜ大蔵省は最強の官庁なのか
・大蔵官僚とはどんな人たちなのか
・なぜキャリア官僚制のような訳のわからない制度が誕生したのか
についてお話します。
本書全編に渡って、政治と大蔵省・財務省の関係が重要になります。
本書は大蔵省・財務省を通した政治史の本です。
日本の近現代史を語る上で、大蔵省という要素はスッポリと抜けていました。
今までとはまったく違った歴史が見えてくると思います。
乞御期待!