自民党女性局に議員立法を求めるよりも(倉山塾メルマガより) 

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自民党女性局のフランス視察、
相当~反感を買ってますね。
怒る人の気持ちも分かるけど、
中には頓珍漢な批判もある。

別に庇いも叩きもせず、
公平中立とか偽善は言わんけど、
できるだけ遠目で論評します。

まず視察旅行。
議員同士の交流を図る、という目的はあります。
古くは、竹下登と宇野宗佑の東南アジア視察とか。
(誰が知ってんだ、そんな話)
議員の方々には、その後の議員活動に
好影響があるものもあるので、
やりたい人は多い。

他党他派閥の人たちと交流して
後ろ指を指されない大義名分になるし。

しかし、そんなこと大っぴらに言えないから、
「観光旅行じゃないか」との批判が出る。
しかもエッフェル塔の前でポーズとって
SNSに流すとか、
コロナであんだけ選挙民の視線を気にしてたの、
どこいった?
勇気あるなあ、と思う。

それはさておき、
私なら「誰の金で行ったか」が問題にする。
公費か私費か。

今回の場合、私費と一部党費だとか。

私費なら問題ない。
それが嫌なら、有権者が選挙で落とせばいい。
有権者じゃない人のネガキャンが怖くないなら
観光旅行と間違えられるような発信をしても
本人の責任。
他人がとやかく言うことではない。

今回は党のお金が入っているので
同様に自民党を批判したい人はすればいい。

日本の政党は団体だけど、
政党助成金をもらっている公党。
(共産党は辞退、だったかな?)
だから1円でも党のお金を貰ったら、
税金を使ったことになるし、
有権者は税金の使い道に成果を求めるのは当然。

そこで主題。
頓珍漢な批判と言うのは
「自民党女性局が今回の旅行の成果として
議員立法を提出したら、
叩かなくてもいいのでは」

こういう冷笑的な、
日本政治の現実を無視した言論は、
さすがに見逃せない。

じゃあ、何が頓珍漢で、
どういう風にすれば、
今回の自民党女性局の皆さんは
成果を示したことになるのか。

まず根本的な勘違い。
「国会議員の仕事は予算と立法だ!」
それ、間違いなく実現しない正論ですね。
言うなとは言わないけど、
それだけ言っても意味がない。

理由は二つ。

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