森暢平教授への対談申し込み

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いまどき「女系天皇」を言っている人、大丈夫かなと思うしかない人だらけなのだけど、管見で唯一の例外が、成城大学の森暢平教授。
この方、「リベラルの立場から皇室を評論している」と立場を隠していない堂々とした人。それでいて書籍では主張を抑えた筆致(読み取れるけど)。事実関係の抽出では、勉強になる。
というか他の女系天皇推進派、結論から逆算して政治的主張を繰り返しているだけなので、見るべきものは何もない。
さらに政治への洞察、この人が立憲民主党の女系推進派のブレーンだったら、おそらくこちら側は負けていたなと思えるほど鋭い。今でもこの方がアチラ側にいるので私は一切の油断をしていない。
蛇足だけど、人格攻撃しかしない女系天皇推進派の中で、私への呼び名が「倉山さん」。これだけでもはや好感を抱かざるを得ない。(これは苦笑)

その森教授が珍しく感情的な表現をされていたので、うれしくなった(?)ので、記録。(それでも他の人と比べると相当に抑制的ですが)
国民民主党が「准皇族」を提言したことに関して。

そんな訳の分からない概念編み出してまで、夫と子供を皇族にしないわけはなぜ? ならば、養子となる旧宮家の、男系男子も第一世代は継承権ないんだから、準皇族にすべきでは? 玉木さんの頭の中が理解不能です。

玉木代表他政界要路者に「准皇族」を提言している身として簡単にお答えすると以下になる。

①訳の分からない概念
→ではないはずです。「准三后」は皇族に准じた立場で、皇籍に無い男子でもなれる先例では?

②夫と子供を皇族にしないわけ
→先例に無いからです。逆に女系天皇推進派の方々で、「先例をないがしろにして良い」との立証をした人を一人もしらないのですが。

③旧宮家の~準皇族にすべきでは
→絶対の反対ではないですが、賛成できる積極的な理由を見出せません。なお、かつての私は親王宣下が必要と考えていましたが、考えを変えました。

④準皇族
→准皇族です。皇室においてはすべて「准」の字を使用していたはずでは。「準」では意味が変わると思います。玉木代表も「准皇族」と提言された以上、そこは正確を期すべきでは。

SNSのような無責任な場なら困りますが、公正な司会を立てた上での①雑誌での対談、②インターネット番組での対談ならば、是非やりたいと思っています。
公正な司会者というと難しいけど、たとえば切通理作さんのような方。切通さんは女系派で私が尊敬されている方。他に思いつかないので、名前を勝手にあげさせていただいた。
そうでなければ雑誌編集者では如何でしょうか。

ゴー宣道場のようなところにも出てくれる方なので、ささやかな期待を込めて発信。

 

 

「森暢平教授への対談申し込み」への6件のフィードバック

  1. 上皇陛下は表向きには”生前退位”されたという表現になる。でも、当時の天皇御尊人自身は”譲位”した。と思っているだろうし、宮中祭祀で譲位の儀は行われている可能性もある。
    生前退位かつ譲位という見方もできなくはない。

    一般国民から見て「上皇陛下が植えた苗を天皇陛下が育った稲を刈り取る。」というのも譲位の1つの儀式で微笑ましく思う。
    そのプロセス1つ1つ、大嘗祭がコロナ禍で1年延期して、譲位に1年半の時間が懸かったともいえる。

    ”憲法上は”という表現では”皇族復帰”なんだろうけど、一般人を皇居に住民として迎え入れる。
    家主がうちの敷地に別宅を建てて住まわせる。「あー、お前僕ん家に住んでもいいよ。」もし、万一の場合は一族を継いでね…
    表向きに親王宣下の儀(世間一般なら引っ越し祝い)は見えないだけという気もする。

  2. 森さん、こういった主張を平気でなさる方なので、私は評価できないんですよね。以下、森さんのXアカウントにトップ固定されている投稿です。
     ↓↓↓

    森暢平 @mori_yohey
     旧皇族たちは、憲法施行の直前、皇籍離脱を自ら願いでています。それを示す情願書を宮内公文書館で見つけました! 本当にGHQによって離脱させらたのでしょうか。ちゃんと署名付で離脱をお願いしています。
    2024年1月17日・午後6:37
    https://x.com/mori_yohey/status/1802636719453532548

    ……一般の方にも伝わりやすいよう、私の実体験を引き合いに出して話を進めます。拙ブログでも明かしていることですが、私はDV被害者です。婦人保護としての公的支援を受け、私を殴っていた夫の許から脱出しました。

    今の自治体へと逃げ出した後、元の自治体の担当者から言われたんですよ。「支援を打ち切りますので、保護を返上しますと一筆書いて下さい」と。逃げ出したばかりで気が動転していましたし、私は言われた通りに書いて提出しました。それがルールで、婦人保護を受けた被害女性全員が従っていることなら、私だけが優遇されるワケにもいきません。

    その際、元の自治体の担当者からは、こうも告げられたんです。「更に支援が必要な場合は、自分で今の自治体に申請に行って下さい」と。

    当然の如く、すぐに社会復帰なんて出来ません。ボロボロの状態で逃げ出して来たんですから。やむなく、今の自治体に保護申請に向かいました。そうしたら、そこで言われたんです。
    「婦人保護の場合、自治体から自治体へと引き継ぎを行う決まりなんですが」

    私は「やられた!」と思いました。そのために一筆書かせられたのだと。つまり、被害女性である私自身の意志で婦人保護を返上した、という形式を整えるために。

    自分の体験と並べるようで恐縮ですが。旧皇族の皇籍離脱も、似たような状況ではなかったのでしょうか。勿論、旧皇族の皆様は、私のように気が動転した状態で嵌められたのではなく、その署名付きの書類(形式)の意味を理解なさった上でのことだったでしょう。聡明な方々ですから。

    生殺与奪の権を、外国人に完全に握られている状態で、如何に陛下と東宮をお守りするか。本来ならば、お傍近くでお護りしたい、お仕えしたい。でもそれは叶わない。『天皇の眷族』として、苦渋の決断。

    森さんは、紙に書かれた情報(知識)が全てだとでも思っているのでしょうか。その背景にある人の心理にまで考えが及ばないご様子。立体で物事を観ていない。

    ……ご心配して下さっているであろう方々のために書き添えますが、今の自治体はすぐに私に対する婦人保護を決定して下さいました。驚いていましたよ。知らぬ間に、被害女性が自分達の管轄に放り込まれていたんですから。そのまま餓死でもされたら、大問題になりましたからね。

    1. もしかしてリベラルの人達、GHQによる占領が紳士的だったとでも思っているんでしょうか。連合国軍が進駐してきた最初の10日間で、神奈川県下だけでも1336件の強姦事件が発生しているんですけれど。

      そういった当時の日本の状況があって、旧皇族が皇籍離脱を申し出た。書類上の形式として。ただ、それを「旧皇族の意志でした。ほら、これが証拠です」と見せられても、「ああ、そうですか」とは引き下がれないんです。少なくとも、私は。

      だから、森さんの発信が凄く無神経に見えてしまうんですよ。身に危険が迫っている状況で何等かの交渉をしたとしても、それが本人による純粋な意志だと見做せますか?

      最近、話題になっている女性の人権がそれですよ。脅迫されて行為を受け入れたとして。それを合意の上だと片付けてしまうのか。それこそ、リベラルの人達が叫んでいることなのでは???

      余談ですが、横浜の伊勢佐木町には女性兵士(GHQの女性スタッフ)向けの男娼館までありましたよ。勿論、日本人男性が外国人女性に対して奉仕していました。サービスを受けられたのは白人女性のみでしょうが。

      連合国軍には、当時から女性兵士がいましたからね。頭数は今よりも遥かに少ないでしょうけれど。

      私、横浜出身なもので。若い頃(24~25歳)、散策していて跡地にプレートを見付けたんです。凄く小さな金属製のプレートでしたが。男も女も、権力さえ手にすれば同じことをやりたがるんだな~、大して変わんないな~と思いました。

      ※父は勿論、北海道出身

    2. はい。私もリベラルの方々(というか保守の一部も)を嫌いなのは、発言一つ一つは一理あるように見えて、全ての発言を追うとダブルスタンダート・自分に都合の良い事しか言っていない人が多いからです。
      例えば、森教授の上記のツイートを鑑みるならば、反社会勢力との契約書等であっても「その文章は強制的に書かされたものだから無効だ!」という発言は一切できなくなるはずです。

      しかし、倉山先生やふわふわ様のように教養のある方ならともかく、一つの発言だけしか見てない人なら十分騙せてしまえます。
      倉山先生がその人間の全発言を追えとおっしゃってるのはそういう意味かと理解しております。

      倉山先生の発言も、「女系派(雑系派)の中では敵として評価している」という意味かと思います>リベラルという立場を隠していない&倉山さん呼び
      おそらく女系派(雑系派)が滅茶苦茶すぎて感覚がマヒしてしまわれているのです(苦笑)

    3. >「女系派(雑系派)の中では敵として
      >評価している」という意味かと

      ……仰る通りです(^▽^;
      森さんはゴー宣道場ように、対談申し込みから逃げ回った上での執拗な粘着&罵倒もしないし、殺害予告も送って来ない。SNS上での、一般女性に対する集団ストーカー行為にも及ばない。

      以下、倉山先生が被害女性の声を取り上げた記事。もう一年以上、経っていたのか(―。―;
       ↓↓↓
      https://office-kurayama.co.jp/?m=20230407

      ……笹さんの一件は、プライベートの問題で済む話なんですけど(それを公にした神経は理解できませんが。現に、その場にいた他の女性スタッフは全員、断ったそうですし)。

      ゴー宣のこういった話は、風化させたらいけませんね。私も、機会がある毎に言い続けます。周知徹底したところで、いきなり突撃してくる相手から、身を護れるとは限りませんが。知らないよりは対策が立てられると思うので。

  3. 以前、「准皇太子」なる造語を砦コメント欄で披露なさっていた方がいましたね。その方の主張によると「皇嗣=准皇太子」であり、秋篠宮様は正当な皇位継承者として確定してはいない、とのことでした。が、皇室典範にはこう記されています。
     ↓↓↓

    皇室典範
    第二章 皇族
    第八条 皇嗣たる皇子を皇太子という。皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という。

    ……第八条で「皇太子/皇太孫」という語が登場するまで、典範には「皇嗣」の語で記述が為されているので。寧ろ、【皇太子とは皇嗣の呼び名のバリエーション】なんですけれど。

    他に、「愛子様が皇太子、秋篠宮様が皇嗣」などと書き込む人もいました。勿論、女系推進派です。

    ……と、ここまで考えて思い至ったのですが。森さんは「准皇太子」と同じように「准皇族」の意味を捉えたのかな、と。つまり、男系派による手前勝手な造語であると認識したのでは?

    そうなると、一つの疑問が湧いてきます。森さんはそもそも、「准三后」をご存知なのか。ご存知であれば、「准皇族」と耳にした瞬間、「准三后」に思い至ると思うんですよ。教授職にある研究者なら、尚の事。でも、そうじゃないみたいなんですよね。

    何方か、森さんの著書を隈なくチェックなさった方はいますか? 失礼ながら、私は「あの方の知識は本物なのか?」と問うているワケですけれど。

    准三后は歴史学の概念として、きちんと存在するものです。そして、准皇族はその派生形。准皇太子のような適当な造語ではありません。皇室史を踏襲した上で提示されたものなのに。

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