10月25日、こちらで紹介した現職議員は全員当選。
元職の宮崎さんと木内さんは残念だったけど、北神さんは復帰。
党派は、自民・立民・維新・国民・無所属とバラバラだけど、いずれも、日本の為にしっかり働いていただけると信じている。
20人中18人が当選。
自民党は、相変わらず守護神の枝野さんに助けられ、信任を得た。甘利さんの幹事長後任は火種だろうけど、さっさとコロナを片付けてほしい。それが与党の義務、政権担当能力があるところを見せてほしい。
問題は野党。日本の憲政における最大の問題は、マトモな野党がないこと。
よって、二つのことを有権者は求めるべし。
一、立憲民主党の総括
解党的出直しじゃなく、本当に解党してもよいのでは?
国民民主党に大量移籍を強要、共産にも多数の候補を降ろさせた。それでこれ。
枝野と信者どもは「共闘には一定の効果があった」とか寝言を言っているが、当の共産党が議席を減らし、立民も100を切る大惨敗なので、メリット以上にデメリットがあったのは信者以外の誰の目にも明らか。
この党を残したいなら、幹部は総辞職、しがらみのない若手に全権をゆだねては如何か。
それができないなら、解党すべし。
二、日本維新の会の課題
予想外に頑張ったのは、維新。ほぼ4倍に。公明党を抜き、第三党に躍り出た。ここまでは手放しでほめていい。
100点満点で、200点や300点、400点の出来栄え。
問題はここから。戦果は、戦火拡大ができて真の戦果。勝利の拡大が課題となる。
思い起こすべきは2012年。維新は民主党と2議席差で野党第二党だった。みんなの党と組んでいれば、あるいは民主党から2人引き抜くだけで野党第一党だった。ところが、維新が野党第一党になることは今に至るまでない。
今回、維新躍進の理由は、「自民も立民も嫌」という層の受け皿になったこと。今までは「立民が嫌だから自民と組む」だったのが、はっきりと「自民に改革はできない」と言い切った。だから「中途半端な安定は嫌」「この状態で安定されても困る」という国民の支持を得た。
政界再編は明らかに野党から起きるし、起こすべし。立民の党内政局が始まるので、ここで野党第一党に躍り出るべく、動くのが課題だろう。
いずれにしても、国民はこの衆議院の議席数に満足していないだろう。衆議院選挙を、来年夏にもう一度やり直すつもりで備えてほしい。