私は3年前から言ってきた。余力がある内に内閣総辞職した方がいい。
内閣総辞職は、総理大臣にとって最後の武器たりうる。憲政史を紐解けば、山県有朋(第二次)・桂太郎(第一次、第二次)・西園寺公望(第二次)・斎藤実・中曽根康弘・竹下登・小泉純一郎は、内閣辞職を利用して、その後も影響力を保った。
ただし、引きずりおろされる格好だと、野垂れ死にするだけ。今の安倍首相はギリギリではないのか。
今の私は積極的安倍批判の立場なので、あえて言う。このまま政権に居座って何ができる?
これに応える義務があるのは、積極的消極的問わず、安倍内閣存続論者の方だ。このまま安倍内閣が存続したとして、何ができるのか、証明すべきだ。むしろ人心一新を図る時期にしか見えないので、積極的な立証を望む。
これまでは「他に代わる人が無い」「もっとひどい人が来たら困る」という言い訳が通じたが、もう無理だろう。
今の時点での積極的立証とは「安倍首相が命に代えても成し遂げねばならないこと」を明示すること。
コロナ対策如き、他の人がやって構わない。景気対策や外交も然り。
あえて言う。命あっての物種。生きてこそ捲土重来の機会もある。後先考えずに辞める決断をすべき時だろう。取り返しがつかなくなる前に。
何度でも言う。安倍内閣を存続させろ、あまつさえ「何か月休んででも首相の地位に留まり病気を治せ」と言っている連中は、安倍さんに何をさせたいのか?
私は安倍内閣の8年間で、積極的支持、消極的支持、積極的不支持と立場を変えてきたが、私心なく信念を訴えてきた。
安倍御用のクズどもと私、どっちが真実を吐いているか。よーーく、考えて欲しい。