なぜ自民党は社民党に勝てないのか?

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昨5月3日、NHKが各党の憲法問題の責任者を集めて討論会を行った。

軸は、自民党改憲案、是か非か。

いつもの野党や維新の案も取り上げられてはいたが、基本的には自民党改憲案について。結論から言うと、フルボッコ! ヒクソン・グレーシーに負けた高田延彦でももう少しマシというくらいの惨敗かつ完敗。

大体の流れは、

・細田博之(自民)・・・条文を読み上げつつ、憲法審査会に出てきてくださいよ。議論しましょうよ。

・小池晃(共産)・・・改憲を前提にした会に行けるか!

・民進系野党・・・出来が悪すぎる憲法論に付き合う気は無い!

・又市征治(社民)・・・冷静に自民案の問題点を指摘。

・細田・・・沈黙。

・公明&維新・・・他人のフリ。

断っておくが、私は「安倍総理の代わりに誰がいる?」と聞かれるたびに「細田さん」と答え続けた。その細田さんがこの体たらく。

さらに、「安倍さんや菅さんならちゃんと答えられたはず」というのも幻想にすぎない。安保法制の時に菅さんは辻本清美に一撃で論破されていたし、安倍さんは過去に数々の愚かな答弁をして、今回の討論でも野党がそれらを武器に使っていた。細田さんが勝てないということは、自民党の誰も勝てない。しかも社会党に負けた、ということ。

原因は、自民党の勉強不足とか、自民党が頭を使うことを官僚に丸投げだからとか、色々あるけど、最大の原因は55年体制だから。モリカケとか55年体制の最たるもの。

ネット保守は福山哲郎氏のことを「本名陳」とか「陳哲郎」と人身攻撃を繰り返してきた。では、その福山氏に完膚なきまで言い訳不能の論破をされた事実をどう受け止める?

自民党はいくら批判されたって、「下には社会党(社民党)がいる」でビリから二位だった。ところが、維新とまとめて粉砕された。憲法論議では。

私だって、まさか生きている内に福山哲郎や社民党を褒める日が来るとは思わなかった。

また、ほとんど丸腰で孤立無援だった細田氏には同情する。(階猛の助け舟に等しい発言を掴めなかったのはいただけないが)

もはや、改憲派の敗色濃厚。先の大戦で言えば東京大空襲くらいで、あとは玉音放送まで粘るのか?という段階。

むしろ、敗因分析をして、次に戦える準備をする段階。

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※今回、初めての会場となりますので、チケットと地図をお確かめの上、お間違いのないようお越しください。

開催日時 平成30年5月13日(日)
14時00分開場 14時30分開始 17時00分 終了予定

場所:
JR中央線(快速) 東京駅 八重洲中央口 徒歩2分(八重洲地下街22番出口)
東京メトロ銀座線 日本橋駅 B3出口 徒歩3分
東京メトロ銀座線 京橋駅 7番出口 徒歩4分

(詳細は購入後、チケット(PDFもしくはJPEG)をダウンロードすると分かるようになっています。)

金額: 6,480円(税込)

<スケジュール>
14:00 開場
14:30~15:30 第1講
15:30~15:45 休憩
15:45~16:45 第2講

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