都知事選、今のところ有力候補三人の誰にも入れたくない。
しばし、形勢を傍観。
それはさておき、保守分裂選挙の中で増田候補の応援を方針とした
日本のこころや中野幹事長への批判が強い。
他に選択肢があったとは思えない中で党議拘束無しにしたことの何が問題なのかしらないが。
ここ数日は弱まっているが、事実に基づかない言動を謝罪したという話も聞かない。
今回の件で、党内手続きに瑕疵があったかどうかは知らない。
私は無かったと聞いているし、説明も納得いくものだったので、それ以上は細かく言わない。
ただ、私でしか言えないことだけは、ここに明記しておく。
私は
日本のこころを大切にする党自主憲法起草委員会顧問
として、1月から毎週1回は参議院内の会議で草案作成にあたってきた。
中山代表の肝いりで、自由にやらせてもらった。
もちろん、最初に党の方針があって、それに合わせて私が具体案を作成していくのだが、その都度、中山代表、中野幹事長、和田政調会長とすり合わせをした。
多くの重要な論点がある中で、御三方ともに念を押され強調された点がある。
それが
外国人参政権をいかなる形でも認めないように
ということだった。
具体的には、草案が今は公表されずに金庫の中にあるので差し控えるが、
・現行憲法典の条文でも本来は認められない。
・しかし、解釈や学説あるいは判例(現時点では傍論だが)までは憲法典で縛れない。
・当然だが、立派な条文を作ったら、運用はなおさら大事になる。
・参考として、佐々木案を検証すべき。
国際法の相互主義を想定した条文があるので。
という議論はさせていただいた。
みなさん、賛成の方向で、どうやって具体化させるか、
それこそ憲法典論議にとらわれない真の憲法論議をしていただいた。 議論の素材を提供できて、学者冥利に尽きる。
今回、外国人参政権に賛成したことのある増田候補を、
日本のこころの中野幹事長が応援したということで、あろうことか
党の支援者が批判をしている。
一昨年、次世代の党が衆議院選挙で壊滅的敗北を喫したとき、
私は人を介して中野国対委員長(当時)にお会いしに馳せ参じた。
その時も、誰も話題にしていない時期に、外国人参政権反対を口にされていた。
中野幹事長は、外国人参政権に関しては、強く反対されている政治家だ。日本で一番かもしれない。
その方に
「外国人参政権反対の増田を応援するとは何事だ」と口汚く批判している人は何なのだ?
増田氏は今回、外国人参政権はひっこめると明言している。その約束が守られるかどうかは知らないにしても。
以上、私が知りえた事実だけはここに記録しておく。
何度目かの強調かわからないが、
私は増田氏も含め、いまだに誰を応援するとは言っていない。
しかし、散々世話になった中野幹事長が事実に基づかない誹謗中傷を受けている現状には、怒りを覚えている。