はじめに〜なぜ憲法論議には歴史認識が必要なのか
より。
憲法を論じる前に考えてほしい。
なぜ幕末維新の志士たちは、戦ってくれたのだろうか。なぜ特攻隊の若者たちは、自らの命を懸けてくれたのだろうか。
今の日本のようになるのが、嫌だったからではないだろうか。自分の力で生きていない、自分の足で立っていない、自分の頭でものを考えていない、そして去勢されてしまって自分の手で自らの運命を切り開く魂を失っている。今の日本のようにしたくないから、自らの命を懸けて戦ってくれたのではないだろうか。
日本人は、前文と百三条の条文からなる日本国憲法が日本の憲法のすべてだと思っている。しかし、これこそが日本国憲法に縛られているということなのである。
なぜ、憲法の本でこんなに涙が出るのか?
日本人が捨ててしまった贈り物
(PHP研究所)
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