天皇は国の元首にして統治権を総攬し、此の憲法の条規により之を行う。
私にはこれしか思い浮かびません。旧字体か新字体かとか、表記のゆれの問題だけで、内容はまったく変える必要がない。
よく「天皇を元首と明記せよ」と主張する人がいるけど、生ぬるい。「帝国憲法第四条を復活させよ!」とはっきり主張すべき。「そういう言葉遣いはよくないよ」などの非学問的な妄言は無視。
ここで確認。帝国憲法の二大原則。
一、天皇は日本の統治権者である。・・・一条、二条、四条「総攬」。
二、天皇の統治権は、臣下が責任をもって行使すべきだ。・・・三条、四条「此の~行う」。
たぶん厳密には、「天皇」は、原則一では「すめらみこと」と読み、「原則二」では「すめらぎ」と読むのが正しいのでしょうが、「どっちでも良い」。
国体護持の国体とは、この二大原則です。明日は
「東日本大震災に思う―国体は護持されたか?」をやりましょうか。
何のための二大原則かは、こちらをどうぞ。
帝国憲法と危機管理(全4回・1万3千円)
復興と陰謀(全4回・1万3千円)