今からでも岸田さんに読んでもらいたい！
『嘘だらけの池田勇人』
新作公開！
日刊SPA！で短期集中連載
「倉山満の政局速報」
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岸田内閣は、安倍・麻生・甘利の
３Aの影響力が強い。
だから、経済安全保障に力を入れているんだ！
結構なことです。
ならば、雲をつかむような浮ついた話ではなく、
地に足の着いた政策を求めたい。
最近、
光触媒を発見したので有名な
藤嶋昭東大名誉教授（79歳）が
研究室ごと上海理工大学に移籍しました。
中国政府が数十億円かけて
研究施設を作ってくれるから、とか。
これに対して、
「頭脳流出だ！」
「財務省と文科省が予算を削ったからだ！」
「中国の間接侵略だ！」
あげくは
「中国に魂を売った売国奴め！」
「愛国心は無いのか？」
とまで言い出す。
呆れるほどの頓珍漢な批判と罵倒。
では何が頓珍漢か。
これは金の問題ではないこと。
金は大事だけど、それは三番目の問題。
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光触媒は酸化チタンのアモルファス体で見つかった性質で水を光により、H+とOH‐に分解する。今のところ、水素と酸素ができるわけではなく、H+OH‐は通常は直ぐ水に戻ってしまう。
一時的に発生するH+やOH₋が油脂の分解作用など汚れを分解、除去できることにより、酸化チタンスプレーや酸化チタンを練り込んだ素材がトイレや壁面の汚れ防止などに使われている。
また、酸化チタンにいろいろな希少金属などを微量添加することで、水の電離分解作用がより強いものがどんどん開発されている状況…
この光触媒とH+伝達体（高分子などにH+をくっつけて安定化させて目的の物質を還元反応させる）組み合わせることにより、CO2をCO→有機分子へと反応させる。いわゆる、葉緑素の作用である。
次世代のエネルギー戦略は”人口光合成”になると想定されている。光触媒はその戦略の１つのキーとなる研究でもある。