「誰も教えない時事と教養」カテゴリーアーカイブ

全問正解者なし!

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 大学の方から、要するに「大学でできない大学の授業」をやってください、という話が来た。学部長が相当に危機感を持っておりまして。というのは、昭和恐慌と敗戦に次ぐ、百年で三度目の超就職氷河期に際して、ちゃんと学問をさせないと、
「大学の評判が落ちる→就職率が落ちる→学生が集まらなくなる→さらに大学の評判が落ちる」というデフレスパイラルに突入してしまうからである。

 ということで、昨今の大学事情も御紹介。単なる身辺雑記ではなく、記録に残るような内容を心がけますが。(例・「現在、ブタクサに来るしめられ中」などということは書きません)

 さて、いきなりですが、問題。以下の三問に全問正解できたら、おしゃべりをしようが、居眠りをしようが、勝手放題、という問題を出してみた。そういう問題を出している時点で、させる気はないのですが。

第一問:日銀は何の略?

第二問:現在の日銀総裁は誰?

第三問:最近の日銀総裁の言動を紹介した上で批評せよ。

 第一問は小学生の問題ですね。中央銀行の役割とかまで説明できないと。
「金融緩和の阻止」とか答えられると困りますが。笑
このあたりだと、なめてかかってくれないと。

 第二問は、新聞読んでいる高校生向きの問題ですね。
就職活動中の学生もまず答えられませんが。汗。

 第三問は、大学生の問題ですね。
第二問が全滅だと、答えられるはずがないので。

 大まかに言うと、というような感じで、初歩からはじまって、じっくりと基礎を固めていくという手法で授業をしています。

 以上の問題を答えられないで就職活動に苦しんでいる学生は、今の自分の置かれている状況が人災だという自覚はなく、自然災害のようなものだと考えているということか。
白川総裁の言動は、この砦でも追いかけますが、この人、無能な格差社会を固定化しようとしている確信犯としか思えない。
知らないことは恐いですね。

「森山浩行メールマガジン」のよると、自殺者は毎月減少しているそうですが。しかし、年間3万人というのは異常な数字ですね。その人たち、日銀総裁の言動など知らないのでしょうね。知らないと搾取されるだけ、時には命すら持っていかれる、という話です。

などと「日本国憲法」の授業の半分くらいが就職講座と化してしまった。その総本山が、宮沢俊義と芦部信喜です。

 今年の授業の主題は「憲法こそ生活!」

 まじめに憲法を勉強すると、日本に住むのが恐くなりますよ。とぃつて他に行く国がある訳ではない人は、残って頑張らなければならないので。亡国前夜ですけどね。

 勉強とは「生きる力を身につけること」という意識で教えていきます。

 それはさておき、白川方明と羽毛田信吾は討伐されるべきである!