「誰も教えない時事と教養」カテゴリーアーカイブ

支那人を尖閣から追い払う方法

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完全に舐められている。

外相抗議後も挑発やまず=中国、「管轄権」行使を誇示―尖閣接続水域に公船10隻

今まで通り、「大人の態度」でやりすごす?

最近になって急に保守の人たちが「国際法を守れ」と強調するようになったけど、その前は「国際法を持ち出すなんて憲法九条と同じ」とか言ってなかったか。別にいいけど。『三酔人経綸問答』の豪傑君が急に洋学紳士になったかのような違和感がある。

その人たちが国際法の大前提を理解してるかどうか怪しいので、二つの大前提を確認しておく。

大前提一、国際法は武器である。

国際法は日本国憲法九条と同じような「祈り」にすぎないのか、というと、それはまるで違う。自分の身を守り、敵を攻撃する武器です。それも、他の物質的な力の裏付けがある場合にのみ有効な武器です。また、国際法を使えば、他の武器の効力を大幅に上げることもできます。

大前提二、国際法では、国際法を破った者が一番悪いのではない。

国際法において、「国際法を破った者」は最も批判される悪ではないということ。「国際法を破られながら制裁できない者」が最も批判されるように、国際法はできているということ。

「大人の態度」を強調する人間は、これを理解していない例が散見される。

端的な例を言うと、日本人を拉致した北朝鮮は悪いが、その北朝鮮にまともな制裁を下せない日本はもっと悪い国、ということ。国際社会での日本の評価は、「無理やり理由を見つけて武力行使しない、頭がおかしい国」であり、そのような評価が定着するにつれ、北朝鮮は「ヤリ得国家」扱いとなる。

さて、厳然たる我が国の領域である尖閣諸島周辺に、無法者が現れた。これを制裁せねば日本はまたもや頭がおかしい国扱いされてしまう。国際法を有効利用する、実効ある措置は何か。

一、武力行使

その準備があるなら、反対する理由はない。なぜならば、勝てる戦ならば無法者を制裁するに如くは無し。
だが、今の安倍内閣に準備ができているや。憲法改正など明日できる訳ないし期待もしないが、防衛予算をどれほど計上できる?
返り討ちになるのが関の山なら、やめた方がいい。

二、中華民国を国家承認

中華人民共和国は、中華民国と国交を結んだ国とは自動的に断固するようになっている。理由は奴らなりの理由なので、説明するのが面倒くさいので今日はスルー。

だから、いきなり中華民国を国家承認してしまう。即座に中華人民共和国とは国交断絶となる。そうなると、大陸にいる居留民がどうなるかとか、経済はどうなるかとか、いろいろ問題はあるが、戦争するよりはマシ。ただ、いきなり断行は芸がないので、私なら以下の方法で、ジワリジワリといやがらせをする。

中華民国の代表処代表(普通の国の大使に当たる)を、このタイミングで連日呼ぶだけで威嚇になる。尖閣から出ていかなければ、外務次官、外相、首相とエスカレートさせていくだけで、習近平は青ざめる。ついでに言うと、外相と首相の間に官房長官を挟むのも、中共相手には効果的。理由は省略。

それでもやめなければ、代表処代表を宮中に呼ぶという手もある。ただ、これは皇室の政治利用とかいう内政上の問題にとどまらず、奴らが発狂して何をしでかすかわからず、脅しが脅しにならないというリスクもある。

三、八月十五日に靖国神社に参拝

これ、第一次安倍内閣でやらなかったっけ?
四の五の言わず一気に蹴散らすにはこれが一番。

「8月14日24時の段階で尖閣諸島に船が一隻でも発見されたら、その後に起きる事態はアジアの運命にとって悲しむべき未来となるだろう」とか何とか、外交慣例による言辞を全部避けたテキトーなことを言いながら、脅す。

要するに、尖閣に船を寄せたら、靖国参拝するぞ、ということ。

言うことを聞かなければ、本当に参拝する。

言うことを聞いた時は、約束を守ってやるかどうかはその時の状況で決める。

シナ人が今、尖閣に来ている理由は二つ考えていて、一つは「キンペーの統制が効いていない現場の独走」で、もう一つが「こうやって靖国参拝を阻止する駆け引き」とも思うのだが。

日本が国際法の定跡に基づいた毅然とした態度をとらないので、向こうさんが困っているように見える。

気のせいか。

いずれにせよ、安倍首相が8月15日に何をするか、その前後の対応に注目する。